【連載#2】 KAAヘント・横田大祐選手「ポドルスキーはもっと日本で話題になっていいくらい貢献している」

◾️今回のテーマ
インタビューシリーズ・国境を超えた育成#2
「海外でステップアップするための条件」(後編)
◾️ゲスト
横田大祐(KAAヘント/ベルギー)
 
©️KAAヘント
2000年6月15日生まれ、東京都出身 171センチ・71キロ、左利き・FW。

川崎フロンターレ下部組織出身のウインガー。高校3年だった2018年夏にFSVフランクフルトU19(ドイツ)へ。カールツァイス・イェーナB(ドイツ)、バルミエラ(ラトビア)、グールニク・ザブジェ(ポーランド)でプレーしたのち、2024年1月にベルギーの強豪・KAAヘントに移籍。
◾️配信内容
・欧州でどんなステップアップをイメージしていた?
・日本に戻ったらJFLか関東リーグか
・ラトビアのサッカー事情とリーグレベル
・「相手の逆を取り続ける」(横田選手)
・川崎フロンターレを辞めてすぐに欧州に行っていたら……
・「相手が見えていないからかわさなきゃ」と「相手が見えていてかわしたほうがいいかな」の違い
・日本人のメンタリティとは?
・ポーランド移籍の経緯
・恩師ポドルスキーの存在
・岡崎慎司に聞きたいこと
・自分がやりたいこととやらなきゃいけないこと。どう向き合うべきか?
◾️視聴時間
30分24秒

 Jリーグを経由せず、海外に渡って挑戦する日本人選手が増加傾向にある。

 国境を超えて挑戦する日本人の若武者たち。彼らはどんな経由で海を渡り、どんな想いでプレーしているのか?

 そこで今回のdialogue w/は、新企画「国境を超えた育成」と題し、Jリーグクラブを経由せず、海外を渡ってステップアップする日本人選手のインタビューをお届けする。

 第2回ゲストは、今冬、ベルギーの強豪KAAヘントに移籍した横田大祐選手だ。

「プロとはいえない環境だった」ラトビラのクラブを経て、恩師ポドルスキー(右)からオファーを受けてポーランドへステップアップした(画像は横田大祐選手Xより)

 名門・川崎フロンターレ高校3年で欧州へと渡って今冬にベルギーの強豪KAAヘントへと移籍した横田大祐選手。

 前回の対談では、18歳での川崎フロンターレの退団から、社会人リーグ・FC東京23の練習参加を経て、欧州挑戦にたどり着くまでの道のりを振り返った。

  今回は、2018年夏にFSVフランクフルトU19に所属してからのサッカー人生や転機となった出来事などについて。

  20歳のとき、約半年に渡る「無所属生活」を迎えたが、その期間を「自分にとってあの”無所属期間”は大きかった」と横田氏は語った。

 その理由については前回の対談でお伝えしたとおりだが、その後、知り合いのツテでラトビアのバルミエラに移籍する。

 しかし、バルミエラというクラブは、クラブハウスやスタジムなど、およそプロと言えるような環境ではなかったという。

「だからプロ契約したなんて、恥ずかしくて言えなかった」(横田選手)

 早くここからステップアップしたいーー。そう心に誓い、横田選手は「1年半」という期間を決めて、次のクラブへ移籍する計画を立てた。

 その思惑どおり、横田選手は1年半後、晴れてグールニク・ザブジェ(ポーランド)へ移籍することになるだが、オファーを出したのはかつてヴィッセル神戸でプレー経験のあるルーカス・ポドルスキーだった。

 その後、ポーランドでの活躍を経て、ベルギーの強豪KAAヘントへ移籍することになったわけが、ポドルスキーからオファーを受けた経緯とは何か? 横田選手のようにステップアップするためにはどんなメンタリティが必要なのか?岡崎慎司とともに徹底議論する。ぜひご覧ください(全2回の2回目)

👇dialoguew/過去の注目記事はこちら👇
【国境を超えて挑戦する若武者たち#2】KAAヘント・横田大祐、川崎U18退団から欧州1部リーグへ。「辞めると覚悟を決めたとき、親に泣きながら電話した」​
【新連載/国境を超えて挑戦する若武者たち#1】ビーレフェルト・水多海斗「ピッチに立ったら絶対に決めてやる」。ゴールへの執着心でこじ開けてきた成功への道
【新連載/国境を超えて挑戦する若武者たち#1】ビーレフェルト・水多海斗、「毎年100~200人がドイツにやって来るが、そこからステップアップしている選手はほぼいない」
【育成課題】岡崎慎司「コイツ、ふつふつ感を持っているな。そこを指導者は見逃してはいけない」。その理由とは?
【育成課題】FCサントス、川崎フロンターレ、柏レイソル…U12指導者に聞く「良い選手の基準」とは?​
【徹底議論】代表チーム版RBライプツィヒ。ラングニック率いるオーストリアはなぜ強い?
【欧州サッカー育成課題2】バイエルン・ミュンヘンが打ち出す「国境を超えた育成」。マルチクラブオーナーシップ型育成とは?​
【欧州サッカー育成課題1】ドイツ・ブンデスリーガはなぜ一度廃止したU23を復活させるのか?
【徹底議論】林陵平氏絶賛!岡崎慎司の「才能」こそ欧州で生き残るキーワード
【徹底議論】遠藤航、三笘薫、冨安健洋…。彼らはなぜ一流選手になりえたのか?
【Jリーグ育成課題】FC東京U-23消滅以降「選手の成長が遅れている」。その理由とは?​
【J育成最前線】FC東京U-18監督に聞く「伸びる選手」の作り方
【岡崎慎司】「好きじゃない」引退、この先に進む道とは?
【岡崎慎司×風間八宏】選手と指導者に伝え続けたサッカーの“本質”とは?
【岡崎慎司×風間八宏】キーワードは時間と目線。名手が挑む育成改革とは? 
【議論・シーズン移行と世界との距離】降雪地域出身選手が考える、Jリーグ「秋春」制
【議論・シーズン移行と世界との距離】Jリーグ「秋春制」決定、効果は? 課題は? 世界に近づく
【2023年重大ニュース】神戸J初優勝、岡崎慎司「Jのトレンドになる」と語った理由
【議論・高卒欧州クラブプロ契約の是非2】10代の欧州行き、成功のカギ
【議論・高卒欧州クラブプロ契約の是非1】なぜ欧州クラブは高卒日本人選手を狙うのか?
【日本サッカーの論点】欧州クラブが持つセカンドチーム、日本に必要か否か?
【論点・日本サッカー育成の課題1】興国・内野GMが感じる「本質的課題

...