【モラス雅輝】「バイエルン(・ミュンヘン)では国境を越えた育成を打ち出している」

◾️今回のテーマ
欧州TDに聞く「世界がいま直面する課題」(後編)
◾️ゲスト
モラス雅輝さん
SKNザンクト・ペルテンTD(テクニカル・ディレクター)
◾️配信内容
・バイエルン・ミュンヘンの育成強化
・トルコ名門クラブとバイエルン・ミュンヘンの試み
・国境を越えた育成が主流になる?
・トルコはセカンドチームを積極的に活用しない
・ビッグクラブの課題とは?
・MCO(マルチクラブオーナーシップ)とは?
・レッドブルグループは日本にとって良い参考例
・バサラマインツ的MCOと育成方針
・MCOのメリット
◾️視聴時間
25分29秒

 今回のdialogue w/は、前回に引き続き、SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)テクニカルディレクターを務めるモラス雅輝氏をゲストに迎え、世界が直面する「課題」について徹底議論する。
 
 前回の対談では、世界では​育成とトップチームのレベル差を埋めるべく、ドイツ・ブンデスリーガが一度廃止したU23(セカンドチーム)復活の理由についてお届けした(【欧州サッカー育成課題1】ドイツ・ブンデスリーガはなぜ一度廃止したU23を復活させるのか?)。

 そして今回はビッグクラブの育成課題に焦点を当てる。

 モラス氏の情報によれば、U18とトップチームの間を埋めるために複数のクラブを運営しようと考える欧州のビッグクラブが増えている。そのなかで、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンとトルコの名門クラブが「国境」を超えたパートナーシップについて話し合っているというのだ。

 そこでキーワードに挙げられるのが「国境を超えた育成」、「マルチクラブオーナーシップ(MCO)」である。

MCO経営スタイルをとる世界を代表する2大グループ
MCO(マルチクラブオーナーシップ)とは?
シティ・フットボール・グループやレッドブル・グループに代表される1つのオーナーが複数のクラブを保有し、選手の育成や経営管理を効率化。欧州を中心に急激に勢いを加速させている経営スタイル


「先日のバイエルン・ミュンヘンがトルコの名門との話し合いでもまさしくこの部分が課題で、新たなクラブの経営権について考えている。いずれ日本にも影響するであろうこの流れ、育成とマルチクラブオーナーシップの両方を結びつけることができるかもしれません」(モラス氏)

 そもそも、欧州ビッグクラブの課題とは何か? どのようなクラブを「セカンドチーム化」しているのか? マルチクラブオーナーシップと育成との関係性ななどについて徹底議論する。ぜひご覧ください(全2回の2回目)。

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ゲスト:モラス雅輝(もらす・まさき)
1979年生まれ、東京都出身。現.SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)テクニカルディレクター。16歳でドイツへ単身留学。怪我の影響で1997年にサッカー選手から指導者に転身。ドイツ、オーストリア、日本の3カ国にてサッカー監督・コーチ・ディレクターとして活動。ブンデスリーガ・スポーツマネジメント・アカデミーにアジア人初の入学・卒業。過去に所属した組織はFCレッドブル・ザルツブルク、オーストリア・サッカー協会、浦和レッズ、SVホルン、FCヴァッカー・インスブルック、ヴィッセル神戸など。

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