【新連載スタート!】#1ビーレフェルト・水多海斗選手「ドイツで生き残るメンタルはドイツで作られたもの」

◾️今回のテーマ
インタビューシリーズ・国境を超えた育成#1
「海外でステップアップするための条件」(前編)
◾️ゲスト
水多海斗(ビーレフェルト/ドイツ)
2000年4月8日生まれ、東京都出身 182センチ・71キロ、両利き・攻撃的MF 中野島FC―FC東京U-15むさし―前橋育英高―SVシュトラーレン(以降ドイツ)―マインツII―アルミニア・ビーレフェルト 高校卒業後の2019年、当時5部のシュトラーレン(ドイツ)へ 21年にマインツ(ドイツ)、22-23にセカンドチーム(4部)でリーグ戦31試合出場10得点10アシスト 23年夏、かつて尾崎加寿夫、堂安律、奥川雅也らが在籍したビーレフェルト(3部)へ移籍 今季リーグ戦25試合に出場し、5ゴール5アシスト(第35節終了時)と活躍中
◾️配信内容
・海外に行って良かったこと
・毎年100~200人の日本人選手がドイツに来る
・ステップアップしている選手はほぼいない
・「点を取るためだったらなんでもしてきた」(水多)
・「俺が一番上手い」と思っていた少年時代
・中学・高校時代に味わった挫折
・ドイツで生き残るメンタルはドイツで作られたもの
・とにかく上にサッカーで登り詰めたい
◾️視聴時間
35分13秒

 Jリーグを経由せず、海外に渡って挑戦する日本人選手が増加傾向にある。

 国境を超えて挑戦する日本人の若武者たち。彼らはどんな経由で海を渡り、どんな想いでプレーしているのか?

 そこで今回のdialogue w/は、新企画「国境を超えた育成」と題し、Jリーグクラブを経由せず、海外を渡ってステップアップする日本人選手のインタビューをお届けする。

 第1回ゲストは、ドイツ3部のビーレフェルトで活躍する水多海斗選手。

 FC東京U-15むさし、前橋育英高校を経てドイツへ。日本では強豪チームでプレーし、ドイツでは5部リーグから挑戦してきた。

 そのキャリアは一見、順風満帆に見えるが、水多選手は「挫折の連続だった」という。

 日本人選手のレベルアップや留学制度の充実化などの理由から、先述したように欧州に挑戦する日本人の若武者たちの数は増えている。

 しかし、そこで成功を掴める選手はほとんどいない、と水多選手はいう。

「毎年100~200人の日本人選手がドイツにやって来るが、そこからステップアップしている選手はほぼほぼいない」(水多選手)

 そんななか、なぜ水多選手はステップアップを遂げることができているのか。ほかの日本人選手との違いはどこにあるのか。水多選手が歩んできたキャリアを振り返りながら、海外で成功するための条件について、岡崎慎司とともに徹底議論する。ぜひご覧ください(全2回の1回目)。

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