女が褒める陰茎とテクニック ●吉原の遊女・小紫と客・清吉の初会の寝床。清吉がはやるのを、小紫は、 股を広げながら、左の手にて一物(いちもつ)をしっかと握り、小紫、 「ああ、お待ちよ」 と、指につばきをつけて、一物の雁先(かりさき)へ塗り、玉門にあて、下よりぐっと持ち上げると、雁先ぬらりと入ると、 春本『天野浮橋』(柳川重信、天保元年) 「一物」は陰茎のこと。「雁先」は、亀頭の先端の意味。つばきは、つば、唾液のこと。潤滑用のローションとして塗った。図2は、小紫と清吉の情交の様子である。 図2『天野浮橋』(柳川重信、天保元年)、国際日本文化研究センター蔵   ●女が男の陰茎をほめる。 「おめえのは太くって、長くって、イボイボがあって、雁高で、その上、性が巧者と言うもんだから、もう、もう、よくって、よくって」 春本『漢楚艶談』(歌川国政、天保3年)  男の陰茎は太く、長く、イボイボがあり、亀頭が大きい。陰茎が逸品の上、テクニックも秀逸なようだ。   ●女が上になり、茶...