関ヶ原合戦「本当の歴史的意義」

歴史研究者・高橋陽介氏の新著『シン・関ヶ原』 (講談社現代新書が話題になっている。

日本の歴史を大きく動かしたとされる重要な合戦である関ヶ原合戦の通説は、江戸時代のいくつもの史料を帝国陸軍が編纂し誕生した『日本戦史 関原役』(陸軍参謀本部編)をもとに、司馬遼太郎氏の『関ヶ原』(新潮社)をベースに、多数のメディアを通して日本人のイメージに定着した。

しかし一次史料を読み解いた最新研究によって、史実の「関ヶ原合戦」は、私たちのイメージとは異なることを明らかにした。

そこで今回の「歴史ノ部屋」では、話題書『シン・関ヶ原』の著者・高橋氏と『天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す"真実とは』(河出書房新社・2018年)を共著した、歴史家・乃至政彦が、新たな「関ヶ原合戦」の実相を徹底解説。

史料が示す、徳川家康や石田三成の立ち位置、上杉景勝の動向、「問鉄砲」の有無など、定着した「関ヶ原合戦」を覆す新説を紹介していただきました。

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動画内容(再生時間16分26秒)
●第1回
【話題の歴史本を解説】高橋陽介『シン・関ヶ原』
・注目の歴史本『シン・関ヶ原』の注目ポイントは?
・関ヶ原合戦当時、徳川家康はすでに天下人だった?
・歴史家が解説する『シン・関ヶ原』の構成
・歴史研究における「一次史料を読む」とは?
・直江兼続「直江状」はなかった?

●第2回(再生時間:24分28秒)〈今回〉
「新説・関ヶ原合戦」徹底解説

・【新説・関ヶ原合戦】徳川家康は既に天下人だった
→「天下人」の定義とは?
・【新説・関ヶ原合戦】上杉景勝の動き
・【新説・関ヶ原合戦】石田三成は首謀者ではなかった
→歴史の作られ方
・【新説・関ヶ原合戦】小早川秀秋の裏切り
→「問鉄砲」
→小早川秀秋の実像
・関ヶ原合戦とは何だったのか?
→徳川家康にとっての関ヶ原合戦の意義
日本の歴史を大きく動かしたとされる重要な合戦である関ヶ原合戦の通説は、江戸時代のいくつもの史料を帝国陸軍が編纂し誕生した『日本戦史 関原役』...続きを読む
語り手・乃至政彦
歴史家。著書に『戦国大変 決断を迫られた武将たち』『謙信越山』(SYNCHRONOUS BOOKS)、『上杉謙信の夢と野望』(KKベストセラーズ)、『平将門と天慶の乱』『戦国の陣形』(講談社現代新書)など。そして2025年2月には日本史の専門家でありながらフランスの英雄の実像に迫った『ジャンヌ・ダルクまたは聖女の行進』を刊行。また書籍監修や講演活動なども行なっている。1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。
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