「新たな史料が発見されたわけではないんです」
歴史研究者・高橋陽介氏の新著『シン・関ヶ原』 (講談社現代新書)が話題になっている。
日本の歴史を大きく動かしたとされる重要な合戦である関ヶ原合戦の通説は、江戸時代のいくつもの史料を帝国陸軍が編纂し誕生した『日本戦史 関原役』(陸軍参謀本部編)をもとに、司馬遼太郎氏の『関ヶ原』(新潮社)をベースに、多数のメディアを通して日本人のイメージに定着した。
そんな中で、約170の書状を読み解くことで、通説の関ヶ原合戦に挑み、イメージとは別の一次史料をもとにした新たな「関ヶ原合戦」を記したのが本著である。
そこで今回の「歴史ノ部屋」では、2018年に『天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す"真実とは』を共著した、歴史家・乃至政彦が、盟友の新著を徹底解説。
友人であり、共著した間柄だからこそ、わかる、そして語ることができる『シン・関ヶ原』の魅力、新著を高橋先生の努力などを存分にお話いただきました。
動画内容(再生時間16分26秒)
●第1回
・注目の歴史本『シン・関ヶ原』の注目ポイントは?
・関ヶ原合戦当時、徳川家康はすでに天下人だった?
・歴史家が解説する『シン・関ヶ原』の構成
・歴史研究における「一次史料を読む」とは?
・直江兼続「直江状」なかった?
●第2回(12月9日公開予定)
「新説・関ヶ原合戦」徹底解説
●第1回
・注目の歴史本『シン・関ヶ原』の注目ポイントは?
・関ヶ原合戦当時、徳川家康はすでに天下人だった?
・歴史家が解説する『シン・関ヶ原』の構成
・歴史研究における「一次史料を読む」とは?
・直江兼続「直江状」なかった?
●第2回(12月9日公開予定)
「新説・関ヶ原合戦」徹底解説
語り手・乃至政彦
歴史家。著書に『戦国大変 決断を迫られた武将たち』『謙信越山』(SYNCHRONOUS BOOKS)、『上杉謙信の夢と野望』(KKベストセラーズ)、『平将門と天慶の乱』『戦国の陣形』(講談社現代新書)など。そして2025年2月には日本史の専門家でありながらフランスの英雄の実像に迫った『ジャンヌ・ダルクまたは聖女の行進』を刊行。また書籍監修や講演活動なども行なっている。1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。
歴史家。著書に『戦国大変 決断を迫られた武将たち』『謙信越山』(SYNCHRONOUS BOOKS)、『上杉謙信の夢と野望』(KKベストセラーズ)、『平将門と天慶の乱』『戦国の陣形』(講談社現代新書)など。そして2025年2月には日本史の専門家でありながらフランスの英雄の実像に迫った『ジャンヌ・ダルクまたは聖女の行進』を刊行。また書籍監修や講演活動なども行なっている。1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。

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