【モラス雅輝】「セカンドチームを持つことが、日本サッカーのポテンシャルを活かすカギになる」
現地指導者に聞く
「育成戦略〜セカンドチームの必要性・クラブの作り方」(前編)
ゲスト:モラス雅輝さん(SKNザンクト・ペルテン(オーストリア2部テクニカルディレクター)
全3回 | 内容 |
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前編 | なぜ欧州はセカンドチームを持っているのか?←今回 |
後編 | セカンドチームを持つメリット・デメリット←11/22配信予定 |
<テキスト解説> | モラス雅輝氏が語る「ドイツと日本、育成指導のアプローチの違い」 |
・日本サッカーが成長するための育成戦略のポイント
・セカンドチームは、日本サッカーのポテンシャルを活かすカギ
・オーストリアやドイツではセカンドチームは必要不可欠
・セカンドチームとサテライトリーグの違い
・「大人のサッカーのファーストステップ」
・セカンドチームはどのカテゴリーから始めるべきか?
・18〜20歳の選手たちが歳上の選手たちとプレーすると学べる
👇前編・視聴時間👇
23分40秒
今回のdialogue w/は、SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)テクニカルディレクターを務めるモラス雅輝氏との対談前編。
今回のテーマは「育成戦略」について。
先日、モラス氏は自身のX(旧Twitter)で、次のような「育成戦略システム」を紹介した。

これは、モラス氏が以前監督を務めていたオーストリアのFCヴァッカー・インスブルックの育成システムだが、トップチームを頂点に、U16まで育成リーグでプレーし、その後、サードチーム(U18以下)、セカンドチーム(U21以下)へとステップアップしている仕組みだ。
ここで注目したいは、トップチームとU16チームの間に、サードチーム(U18以下)、セカンドチーム(U21以下)が存在していることだ。
一方、Jリーグクラブに目を向ければ、かつてFC東京、G大阪、C大阪のセカンドチーム(23歳以下の選手がメイン)が、J3へ参入した。しかし現状は、セカンドチームすら持っていないクラブが大半だ(例えば、J3のYCSSはセカンドチームを持ち、神奈川県社会人リーグに所属している)。
モラス氏は言う。
「ここが、日本サッカーのポテンシャルを活かすためのカギになる」
セカンドチームを持つことは、欧州では育成戦略のスタンダードなのか。メリットやデメリット、Jリーグでも取り入れるべきなのかーー。
日本サッカー育成のギャップを含め、岡崎選手とともに徹底議論する。ぜひご覧ください(全2回の1回目)。
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モラス雅輝(もらす・まさき)
1979年生まれ、東京都出身。
現・SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)テクニカルディレクター。
16歳でドイツへ単身留学。怪我の影響で1997年にサッカー選手から指導者に転身。
ブンデスリーガ・スポーツマネジメント・アカデミーにアジア人初の入学・卒業。
過去に所属した組織はFCレッドブル・ザルツブルク、オーストリア・サッカー協会、浦和レッズ、SVホルン、FCヴァッカー・インスブルック、ヴィッセル神戸など。
ドイツ、オーストリア、日本の3カ国にてサッカー監督・コーチ・ディレクターとして活動(優勝6回・昇格5回)。
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