
北中米ワールドカップが開幕した。「歴代最強」と呼ばれたサッカー日本代表はどこまで勝ち進めるのか?
日本代表史上初のベスト8超えに必要なことは何か――4年間、多くの識者とともにディスカッションをし、そのポイントを指摘してきた。果たして現日本代表はそのポイントをクリアできたのか?これまでの議論を振り返る。
今回は元日本代表の岡崎慎司さんと酒井高徳選手、ジャーナリストのミムラユウスケさんの鼎談から、酒井選手が指摘したフィジカルの差について。
「監督力」は試合を左右するのか?
ーー酒井高徳選手はカタールW杯・クロアチア戦を見てどう感じましたか?
酒井高徳:クロアチアって結局、次の試合もブラジルと120分戦ってるんですよね、
クロアチアが日本戦から次の試合で120分でコンディションが落ちてたかっていうと、落ちてないんですよね。
一方、日本はクロアチア戦の時に、フレッシュな選手以外はほぼコンディションを落としていたんですよね。
そう考えると、そもそもフィジカルがまだ世界に追いついてないのかなって。特にベスト4以降見たら、正直に言うと日本はまだまだ世界にフィジカル的な要素で追いついてないなと感じました。
フィジカルというのはコンタクトのことじゃないです。スプリントや連動性、持続性みたい部分です。
もうここまで来るとこれもサッカーの戦術云々じゃなくて、そもそもの身体とか強化するべきフィジカルのとこなのかなって。
中盤を端折りたい、後ろで持つ・後ろで回す行為が怖いから、後半は蹴りたくなったんすけど、結局そこで何が起きてるかっていうと、動く質も悪いし、動くタイミングも後ろでは悪い。だから蹴らざるを得ないっていう形なんですかね
しかし同じ試合でクロアチアはしっかりとつなげていました。
加えて、ロングボールを蹴るなら、セカンドボールを拾うことがセットだと思っていて。カタールW杯であれば、モロッコやフランスが最後の方やってたんですけど、やっぱり長いボールを入れた時に対してのセカンドを拾って、前でキープするっていう選択肢もあるんですよね。
あとやっぱりペリシッチとか前の選手が背後に背後に動いて、そこで一回キープすることを要求して、本当に労を惜しまなくやってたんでね、支えてくれたり。
逆に言ったらそういう選手が日本にはいなかった。
だから俺からしてみていると、その握る位置っていうところだとは思ってみてました。ただDFとして一緒に回したくない心情は痛いほどわかります。
ただ、全体として攻めきっていって欲しかった。その場の選手達のやり方があると思うんで難しい話ではあるんですけど。
(本稿は日本サッカー徹底検証#2 岡崎慎司×酒井高徳×ミムラユウスケ〜カタールW杯で見えたヒント(前編)を一部を抜粋し再構成した)
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