北中米ワールドカップが開幕した。「歴代最強」と呼ばれたサッカー日本代表はどこまで勝ち進めるのか? 

 日本代表史上初のベスト8超えに必要なことは何か――4年間、多くの識者とともにディスカッションをし、そのポイントを指摘してきた。果たして現日本代表はそのポイントをクリアできたのか?これまでの議論を振り返る。

 今回は元日本代表の岡崎慎司さんと酒井高徳選手、ジャーナリストのミムラユウスケさんの鼎談から、ミムラ氏の視点から見たクロアチア戦について。

【検証・W杯ベスト8の壁】カタールでの日本代表の戦い方について【動画】#2 岡崎慎司×酒井高徳×ミムラユウスケ(前編)続きを読む

「監督力」は試合を左右するのか?

ーーミムラさんはカタールW杯の日本代表の戦いを見てどんな印象を持ちましたか?

ミムラユウスケ: 日本人は忍耐の力はあるかなっていうのはすごく思いましたよね。

 強豪国との対戦で持ちこたえられるというのは日本の強さだなと思うし、日本の本当に競技人口を増やすんだったら、戦い方とか美学というよりも、「勝つこと」にフォーカスしたほうがいいのではと考えています。

 「勝てばいいじゃん」「勝つことに突き詰めていけばいいじゃん」って思っちゃいますけどね。でも取材してると「こういうサッカーしたいな」というのはあるから難しさがある。

 ただそれは一回勝ってから目指す方がいいと思います。

 選手に取材をしていると「やっぱり持ちたい」「ずっと後ろで待ち構えるのはきつい」という声も出てくる。

 リアクションし続けるのは。で、多分それは岡崎さんも高徳さんも守備の選手目線で感じられてると思いますし、岡崎さんもその前線でポツンっていうことあったり、守備に重きを置いているとやっぱり得点がしづらいっていうところがあって、経験則はあると思います。

 「こういうサッカーしたい」という選手は強いっていうのが感じられます。

 ただ、一番それが分かれちゃったのがクロアチア戦だと思っていて。

 ディフェンスラインの選手がはリスクを冒さないでいこうと。特に後半。

 後半ほとんどゴールキックを前に蹴っちゃってて。

 その理由を取材してみえてきたのは、選手の状態が良くなかったということ

 ディフェンスラインの選手に怪我を抱えてる選手が多かった。

 そのため相手の左サイドバックの選手がいつも出てるソサっていうスタメンの選手じゃなくて、代わりの選手になってて、彼が途中から足を攣っていて。リスクを冒さないってことを考えた時に、もうそこに目掛けて蹴って酒井宏樹選手にせってもらうっていうことになった。

 あそこでやっぱり僕はトライして欲しかったですけどね。

 そうするとまた違うかなっていう、あそこでやっぱりトライできない。

 守田英正選手や堂安律選手はトライしたかったみたいです。

 そこでトライできる選手が全員揃ってくればいいと思うんですけど、全部蹴ってたんで。

 後半の最初に得点を取られかけたっていうのと、ディフェンスラインの選手が万全じゃなかったのと、相手の左サイドバックが万全じゃないってのを見たから、そこに向かって蹴るばかりになっちゃったっていうのがちょっと残念ではありました。

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(本稿は日本サッカー徹底検証#2 岡崎慎司×酒井高徳×ミムラユウスケ〜カタールW杯で見えたヒント(前編)を一部を抜粋し再構成した)

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