前回の第一弾では、これまで登場いただいた専門家の皆さんに“日々のごじあい習慣”を伺い、忙しい中でも自分を大切にするためのヒントをお届けしました。
第二弾となる今回は、その続編。どれも特別なことではなく、日々の中で少しの時間を自分に戻す工夫ばかり。専門家の皆さんが実践している“ごじあい”の方法をさらにご紹介します。
動いて、笑って、心を整える―“体を動かす”

小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。2007年北海道大学医学部卒、2011年イェール大学精神科研修終了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。著書に『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』(文春新書)、『REAPPRAISAL 最先端脳科学が導く不安や恐怖を和らげる方法』(実業之日本社)、『まいにちメンタル危機の処方箋』(大和書房)。
メンタルケアについて教えていただいた精神科医の内田舞先生は、思い切って体を動かすことがリフレッシュ方法の一つ。あえて体を動かすことで気持ちが整うことがあるのだとか。
「何といっても運動です。どんなにストレスが高い状況でも、体を動かしている時間だけは悩みがふっとび、心も体もリフレッシュできます。
運動を通して感じるのは、『挑戦することの楽しさ』や『仲間と励まし合う喜び』、そして『自分の努力が体の変化として現れること』。その成長の実感が、大きな心の支えになっています。
誰かと一緒に汗を流したり、新しい動きに挑戦したり。そんな時間の積み重ねが、私にとって最高のごじあいです」
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書くことで自分のペースを取り戻す―“ジャーナリング”

アーユルヴェーダセラピスト
ブラフ弥生さん
いのち本来の力を取り戻すアーユルヴェーダの知恵をベースに、講座やセラピー、プロダクト製作プロデュースなどを行う「Herbal Ayurveda 」代表。現在は、東京と長野で2拠点生活を送りながら、アーユルヴェーダセラピスト養成コースや各種講座、プロダクトの制作プロデュース、執筆、実践型プログラム『クラシツクル』などの活動を通して、毎日の暮らしに密着したアーユルヴェーダの魅力を伝えている。
忙しい日々の中で、沢山の情報が頭の中を占めてしまう。アーユルヴェーダのプロであるブラフ弥生さんが取り入れているのは、手帳に文字を書くという、シンプルだけれど奥深いセルフケア。
「手帳に文字を書く時間です。情報や思考が、頭の中を駆け巡っている時、私たちの意識は「今、ここ」から離れがちです。
ゆっくりと文字を綴ることで、不規則で速すぎる思考のスピードが、「手」を動かすことによって、穏やかな自分らしいペースに整っていきます。
さらに、書くことは自分との対話にもなり、体のちょっとした変化に気がつきやすくなるため、体の調子が良い状態を保ちやすくなっていきますよ」
頭で考えすぎてしまうときこそ、思考の整理や感情のリセットにもつながる。結果的に自分のペースを取り戻すことができる小さな習慣。手を動かす行為が、心を整えるためのセルフケアにつながります。
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自分のリズムを取り戻す―“3つの習慣”

ビジュアルコンサルタント
能登屋英里さん
夫・娘(小学生)と自らデザインしフルリノベーションした、築50年の52㎡(1LDK+WIC)マンションに在住。自らリノベーションした自宅マンションは雑誌やウェブメディアの露出多数(150誌以上)。15年のアパレルディスプレイで培ったバランス感覚と、整理収納のプロとしての知識で、実用 × おしゃれな収納を実現。クール、スタイリッシュな空間づくりを得意とする。現在、個人宅の整理収納・インテリアアドバイスを始め、リノベーションコンサルやメディア執筆など、幅広く活動中。
インテリアや収納によって、暮らしをどう心地よく過ごすかを教えてくれた能登屋先生。どれも大げさなことではないけれど目的をもった小さな習慣を取り入れているんだとか。
呼吸を整えて、頭をクリアに
「2か月前からピラティスを始めました。仕事で集中していると、つい呼吸が浅くなり、頭の中も常にフル回転しています。そんな日々の中でピラティスに出会い、呼吸と身体を整えることで、脳の“忙しさ”が軽くなった気がします。通いやすい近所のスタジオで、ノーメイク・トレーニングウェアのままお昼休みにサクッと行けるのも続けやすいポイント。呼吸って、本当に大事ですよね」
誰かとおしゃべりして、心を癒す
「1人で黙々と作業する時間も大切ですが、私にとって欠かせないのは対話すること。たとえ仕事の話でも、誰かと自分の考えを共有したり、まったく違う話題に触れたりすることで、心がスッと軽くなります。私は“ひとり黙々タイプ”ではないので、家族や友人と話す時間を、どんなに忙しくても意識的にとっています」
就寝時はアイマスクで“眠るスイッチ”を
「遮光カーテンではない我が家では、寝る前にアイマスクを使うのが習慣です。
寝つきがあまり良くないので、アイマスクをつけると自然と“眠るモード”に切り替わり、目元を優しく包まれている感覚にホッとします。ちょっとした工夫ですが、眠りの質を整える大切なセルフケアのひとつです」
能登屋先生のご出演回はこちら▼
次回は第11回目。テーマは「洗濯」です♩
10月24日(金)配信予定。どうぞお楽しみに!
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