ベッキーと一緒に心と体を大切にする知恵を学ぶ「ベッキーのごじあいLIFE」、第9回目のテーマは“暮らしの空間”について。講師にビジュアルコンサルタントの能登屋英里さんを迎えて、心地いい空間を作るコツについてお話を伺いました。
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美しいお部屋を作る三つのルール
ベッキーさん(以下、敬称略) 能登屋さんのお部屋づくりのルールがあれば教えてください!
能登屋英理さん(以下、敬称略) やっぱり色の統一感、同じ用途で使うものはまとめて置く、使いやすさの三つです。
といってもあまり固くなりすぎずに、普段は使わないものだけど、見てて自分がワクワクするインテリアは出す…とか自分なりのルールを大切にしながら、どういう空間が自分が心地いいのかを探るのが結構一番大事ですね。
ベッキー じゃあ心の声に従っていいんですね。これは隠さなくちゃいけないとか見え方に縛られちゃってると実際は使い辛いみたいなこともありますよね。
能登屋 そうですね。あとは家族の行動を観察してみると、「ここで服を脱いでるな」、「帰ったらカバン絶対ここに置かれてるな」とか家族の動作・動線が決まった行動パターンであることに気づくと思います。
家族の“動き”と“動くルート”がわかってきたら今度は“仕組み”を考えてあげてください。よく「なんで毎回ここに置くのかな」「なんで片づけないのかな」ってついイライラしちゃうんですけど、「なぜそうなの?」ってなぜを深堀りしてあげると、解決のヒントがそこにあるから、「じゃあこうしない?」っていう提案ができていきます。
ベッキー 能登屋さんのご自宅のインテリアも本当に素敵なんですけど、インテリアを選ぶコツもあるんですか?
能登屋 「主役を決めること」です。実はこの家の主役はこのテーブルなんですよ(画像参照)。
実はこのヴィンテージのテーブルは前の賃貸の家で購入したんですが、なんかちょっと違和感があって合わなかったんです。ちょうど家探しのタイミングで、賃貸で新しく家を探すか、このテーブルに合う家を作るのかという選択で私は作る方にしました。

ベッキー でも主役のテーブルの上に主役っぽい人いません!?
能登屋 いますね(笑)。実はテーブルが大きければ照明も大きくしても違和感がないっていうのと、この家は玄関から入って来た時、一番に目が入るのがエアコンなんです。
そうなるとインテリア性が少し落ちてしまうので、この大きい照明はエアコンに向かう視線をせき止める役割を果たしているんです。

ベッキー すごい! 気づきませんでした。私は人のおうちにおじゃましたら、「さて、この家はどうやってエアコン隠してるんだろ」っていう目で見るんですよ。なのに他が美しすぎてエアコン気にしませんでした。
能登屋 今、おしゃれなエアコンも出てきていますし、エアコンごと隠しちゃう方もいらっしゃるけど、目線をテーブルとか後ろのグリーンとかに目がいくように操作するのも一つの方法かなと思います。
ベッキー まずエアコンをどう隠すかに飛び付きそうじゃないですか。でも丸出しだった。
能登屋 そこにお金をかける理由が多分なかったんですよね、自分の中で。
ベッキー めっちゃオシャレです。エアコンを隠さなくてもオシャレにできるなんて、部屋作りの革命ですよ!
物の置き方一つで見た目が変わる
ベッキー 物の置き方やルールのコツもあるんですか?
能登屋 きれいに見える黄金比のような構成があって、とにかく「三角」に置いていってください。さっきのお鍋にも大きさの違いで三角形ができてますよね(画像参照)。実は、この部屋にはすべて“三角形”が隠れています。

ベッキー 確かに、三角形だとなんとなくしっくりくるかも。
能登屋 一方で「リピート構成」って言って、高さと大きさをそろえて並べることで整然さを保つのも一つの手法でもあるんです。ただ全部を整列していくと、今度はちょっと苦しくなってくる。なので場所によっては、少し高低差をつけたり、ジグザグに飾ったりすることで動きを出して、お部屋全体に抑揚をつけていきます。

ベッキー 私は統一こそ美!って思っちゃってたけど、あえて外したりすることも一つの手法になるとは予想外でした。全然関係ない話かもしれませんけど、ディズニーランドのアトラクション並んでいる時って部屋が変わっていくじゃないですか。あれも待ち時間をワクワクに変えるような作りにしているんですよね。生活の場もワクワクできたらいいなあ。
能登屋 まさにそうですね。きっとそういう目線でお店とかにも入ってみると、作り手側の意思や視点もわかってくるから楽しいですよ。
ベッキー 素敵です! そういうセンスとか感覚ってどうやって学んだんですか?
能登屋 学んだというよりは、実践を繰り返して身に着けていきました。下手だった時期もあったけど、先輩たちから教えてもらいながらいろんなパターンを試して、しっくりくる構成を見つけていきました。アイテムをほんの5㎝動かすだけでいい感じになったりするから、ひたすら経験してそれが自分の身になっていったかな。
散らかった部屋にはルール作りを
ベッキー 能登屋さんはおうちの状態が心にどう影響すると思いますか?
能登屋 やっぱり心地いい空間に自分がいたら、家族もきっと心地よくなってくれるかなと思うんです。もちろん自分だけが好きとか美しさだけではなくて、ちゃんと家族と話し合うことで、私はこれが好きっていうのを伝える。その辺のキャッチボールは心がけながらお部屋を作り上げていきます。
ベッキー お家が散らばってたり、家がごちゃごちゃな時は心もリンクしませんか?
能登屋 しますね。やっぱりイライラって伝染するので、「あれどこ?」って聞かれると、「だから言ったじゃない」とか「片付けなさい」とか言ってしまいます。
ベッキー めっちゃわかる~。個人じゃなくて家族の問題でもありますよね。
能登屋 整理収納で一つでも心のイライラが取れたらいいなって思ってるし、自分の好きなインテリアを楽しむことで心は穏やかになると思います。家の限られた空間の中でも、自分が落ち着くような空間を作ることで、ママがハッピーになる、そうすればお子さんもご主人も家族もハッピーが続くのは本当なんです。
ベッキー そうですよね、結局ママの機嫌は大事ですから(笑)。能登屋さんでも部屋が散らかることってあるんですか?
能登屋 もちろんあります。子供の長期休みはもう諦めます、というか散らかってても責めないようにしてます(笑)。どうして私は片づけられないんだろう…ではなくて、だって毎日子どもがいるからしょうがない、でも片づけやすい仕組みがあるから大丈夫!って自分の中で納得しておけば、どんだけ散らかしてもイライラしにくいですね。
ベッキー なるほど! 要するにシステムを作ればいいんですね。難しく考えがちだけど、今日はシステムの話だ。あとはオシャレにしなきゃっていう気持ちが先行しちゃうのかも。
能登屋 意外と決めるのはルールだけです。私も最初は外がきれいだったら、中はぐちゃぐちゃでもいいやって思ってました。ただ、一人暮らしはそれでよかったんですけど、家族が増えて一緒に同じ場所を使うってなったとき、片付けられない人もいるんだと気づいて、自分なりのルールを伝えていったらだいぶ楽になりましたね(笑)。
ベッキー スタートは誰でもそうですよね。そうやってすこしずつ決めていくと生きるのがすごく楽になりそう。
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