データ分析は「問題提起」までしよう

 なぜ賃金が上がらないのか? 温暖化は進行しているのか?それを示すデータはごまんとあるのに、対策が進まないのは「その問題が難しい」からだけではない。

 実は、ミスリードに「ほくそ笑んで」いる人たちもいるのだ。

 例えば賃金の問題。「給料が下がり続けている」と言われて久しいものの、年代別に見ると全員が上がっていない、というわけではない。

 

 データサイエンティストである松本さんは、しかるべきデータ分析に基づいた報道するには、〝テレビの放送作家ならぬデータ作家が必要である〟と一石を投じます。

 メディアの発信力、影響力が強いからこそ、データ分析は必須。そのうえでデータのプロから見た報道のミスリードには、一体どんな問題があるのか?

 全4回にわたってデータ分析の基本をお届けする2回目は、松本健太郎氏にデータにまつわる報道の問題点について教えていただきます!

【動画内容】
再生時間:22分49秒
データの裏側【4】<#2>
〇テレビ報道のデータ活用に違和感
〇〝給料が上がらず〟報道ミスリードに笑う輩
〇〝最低気温が上昇?〟温暖化報道の盲点!
〇「データ作家」は次のセクシーな職業?
次回👉「データ分析は〝5つの工程〟からなる」

 ​これまでの【データの裏側~その数字、ほんとにファクト?~】