「マンツーマンで付かれて、俺がボールを受けられなくても気にする必要はない」(遠藤航)

 前回に続いて、ブンデスリーガ5節。遠藤航のシュツットガルトは、日本代表のチームメイト・吉田麻也が所属するシャルケと対戦。

 この試合で、遠藤は序盤から相手チームからマンツーマンで付かれていた。それゆえ、遠藤を経由したビルドアップがなかなか見られずにいた。

 遠藤がマンツーマンが付かれるケースは、シャルケ戦だけに限った話ではない。今シーズンが始まって以降、毎試合のように見られている。シュツットガルトにとって、遠藤を経由しないビルドアップは、当たり前の光景となっているのだ。

 しかも、シャルケ戦では67分以降、10人での戦いを強いられていた。マンツーマンで付かれるなか、遠藤は90分間、どのように頭を回しながら、対処していったのか。

「正直、最近はもうマンツーマンで付かれているから、もうボールを蹴るのをちょっと諦めるじゃないけど、別に俺のところで(ボールを)受けれなくても、別に気にする必要はない」(遠藤)
 
 遠藤がこのように語る理由とは? そしてマンツーマンで付かれた場合の具体的な対処法と頭の回し方についてみずから深掘り解説する。


<INDEX>
第1回:シャルケ04戦、10人になってどう戦ったか?👈配信中
第2回:マンツーマンで付かれた場合の改善策👈今回
第3回:Pick up Duel「vs吉田麻也(日本代表)」👈次回配信

 時間:13分45秒
 ヘッドライン:
・遠藤航がマンツーマンで付かれるなか、いかにボールを運ぶか?
・マンツーマンで付かれて(ボールを)受けられなくても気にする必要はない
・「ウイングバックはサイドから張れ!」というゲームプランがあった
・どんなオプションがあると、チームとしてビルドアップがスムーズになるか?
・ボールを動かすためのポイントは「ウイングバックのポジショニング取り」
・今の日本代表でチームストロングになるインサイドハーフの動きとは?
・(堂安)律が「ビルドアップで俺をマンツーで付けろ」と言った理由
・マンツーマンでつけられている選手の”裏”をいかに取れるか?

試合データ

[2022.9.3 ドイツ・ブンデスリーガ 第5節@]メルセデスベンツ・アレーナ
VfBシュツットガルト 1 対 1 FCシャルケ04

【スタメン】

 
【得点】
シュツットガルト:クリス・フューリヒ(18分)
シャルケ:シモン・テロッデ(21分)

【遠藤航】
スタメン(フル出場)

PICK UP MATCH 一覧

▼2022-23シーズン
第5節 シャルケ04戦
Part.1「シャルケ04戦、10人になってどう戦ったか?」👈配信中
Part.2「マンツーマンで付かれた場合の改善策」👈New
Part.3「Pick up Duel  vs吉田麻也(日本代表)」👈10/6配信

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Part.1「RBライプツィヒ戦、展開が180度変わった前半の攻防、その裏側
Part.2「ピッチ上の判断における日本サッカーの課題
Part.3「Pick up Duel  vsダニ・オルモ(スペイン代表)

▼2021-22シーズン
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