【中野吉之伴】「(ドイツが低迷した理由は)2014年W杯優勝したときの流れをどう継承させるかが強くなっていた」
現地指導者に聞く「ドイツと日本、育成指導のアプローチの違い」(前編)
ゲスト:中野吉之伴さん(ドイツ・ホッホドルフU-19監督、U-13監督)
全3回 | 内容 |
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前編 | 「サッカーをしていた日本、サッカーをしていなかったドイツ」低迷ドイツに見る育成課題とは?←今回 |
後編 | コミュニケーションの取れない・客観視できない指導者はなぜ現場にいるのか?←10/24配信予定 |
<テキスト解説> | 中野吉之伴氏が見た「ドイツと日本、育成指導のアプローチの違い」 |
・ドイツサッカーの現状と課題
・2014年W杯に優勝したときの流れをどう継承させるか
・日本がドイツを撃破した欧州遠征の印象
・「サッカーをしていた日本、サッカーをしていなかったドイツ」
・低迷ドイツに見る育成課題とは?
・日本は本当に強くなったのかーー2人の見解は?
・育成年代のドイツ人のメンタリティ
・日本人指導者に厳しさをどう求めるか?
・協会はどこまで地域クラブをサポートしているのか?
前編・視聴時間
30分59秒

今回のdialogue w/は、ドイツでの指導キャリア22年を持つ中野吉之伴氏との対談前編。
今年9月、日本がドイツに乗り込んで4対1で撃破したことは記憶に新しいが、その日本代表の欧州遠征を踏まえたうえで、低迷ドイツに見る「育成課題」などについて徹底議論する。
史上初のA代表監督解任へと追い込んだドイツ戦。その日、中野氏は現場で観戦していた。
時間の経過とともに、ドイツと日本とのスコアは広がっていく。隣にいたドイツ人記者が語った次の言葉が印象に残っているという。
「日本がやっているサッカーがサッカー。ドイツはサッカーをしていない」
試合結果だけを見れば、日本はドイツより強いと言えるだろう。
4度のW杯優勝を誇るドイツは、なぜ「サッカーをしていない」と言われるまで低迷してしまったのか。その理由は、ドイツサッカーが取り組んでいる育成にあるのか、それともそれ以外にあるのだろうかーー。
日本サッカー育成のギャップを含め、岡崎選手とともに徹底議論する。ぜひご覧ください(全2回の1回目)。
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ゲスト:中野吉之伴さん(なかの・きちのすけ)
サッカー育成指導者・サッカーライター。
2001年4月に育成指導者のエキスパートを目指して渡独。地元に密着したドイツサッカーの現場で様々なカテゴリー・年代の監督を歴任。09年にA級ライセンスを獲得。ブンデスリーガのSCフライブルクで研修。現在はフライブルクの街クラブであるSVホッホドルフU19監督、U13監督として指導を続ける。また、ライターとして現場経験を生かした論理的分析をベースに、ドイツサッカーを中心に育成からグラスルーツ、プロまで様々な記事を手掛ける。
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