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 ついにこの瞬間がやってきた。
 
 10月31日のクロッキーカップ(リーグカップ)ラウンド32、フランクス・ボラン戦。1-0で迎えた111分、敵陣右エリアを深く切り込んだMF伊藤涼太郎のクロスに、ファーで待ち受けていた岡崎慎司が頭で合わせネットに突き刺した。

 今シーズンは9月18日のメヘレン戦以降、膝の怪我で負傷離脱。リーグ戦で31分間の出場に留まるなど苦戦が続いていた。

「もう37歳とおっさんなんで、怪我とうまく付き合いながらやるしかない」

 リハビリ期間中、岡崎はそう苦笑いしながら悔しがった。しかし、怪我をしただけで心が折れるほど、やわな人間ではない。

 怪我から復帰してこの日ベンチ入りを果たすと、途中出場から得意のヘディングシュートでみずから復帰を祝うゴールを決めてみせたのだった。

「一回リフレッシュして休んで、今戻ってきて、練習と試合に出ることは楽しいし、それを噛み締めながら競争のなかで、チームも苦しんではいると思いますが、チームに必要なゴールを取れてよかった」

 今季初ゴールをきっかけに、「さらにゴールを取れるようにしたい」と闘志を燃やす岡崎。さらなる爆発に期待したい。


👇岡崎慎司選手の試合後のインタビューはこちら👇

Q.リハビリで離脱後、復活戦でのゴールでしたが、振り返っていかがですか?

「今は練習ができていることに幸せを感じているし、自分の体のこととか年齢的にわからない怪我が出たりするんでフラストレーションが溜まる日々が続いていたんですけど、1回リフレッシュして休んで戻ってきて、練習と試合が楽しい。そういうことを噛み締めながら、競争もあるなかでチームに必要なゴールを自分も取れて良かったと思います」

Q.ボックス内の動き出しで決定機を作る場面が多くありました

「後半や延長戦になると、相手との差が出てきてこっち(シント=トロイデン)にチャンスができてくるのは当然だったので、(点を)決めるか決めないかは重要だったと思う。今シーズンは途中から出ることが多いなかで、結果を求めた。あとは、コンビネーションができるようになってくればまだまだ良くなるのではと思っています」

Q.昨シーズン9節のズルテ・ワレヘム戦以来のゴールとなりました

「頭でしかほぼゴールを決めてないと思うんですけど、(今節のゴールは)ほとんど(伊藤)涼太郎のゴールだったと思うし、あそこにいれて良かったと思います。これがきっかけになってさらにゴールを取れるようにしたいです」

Q.ここからどのようなシーズンにしていきたい?

「チームとして難しいサッカーにトライしていると思うので、ハイラインだしパスも自分たちで繋いで組み立ててゴールへの決定機を増やしていくというサッカーなので、相手に引かれてしまったときに難しくなってきている。そこがチームがさらに成長するチャンスだと思うので、そこの部分で自分が力になれればいいなと思います」


岡崎慎司選手の試合後インタビュー動画はこちら👇
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[2023.10.31(火) クロッキーカップ(リーグカップ)ラウンド32]
 大王わさびスタイエンスタジアム


シント=トロイデンVV  3-0 ロイヤルフランクス・ボラン●​

【得点】
シントトロイデンザヒロレサラーム(93分)、岡崎慎司(111分)、ステウカース(120+2分)​

【岡崎慎司】途中出場(81分〜)

シントトロイデン、今後のスケジュール

【2023年】
07.30 ○ 1-0 S・リエージュ(H) 岡崎:途中出場(85分〜)
08.06 ○ 1-0 コルトレイク(A) 岡崎:出場なし
08.13 ● 0-1 アンデルレヒト(H) 岡崎:途中出場(69分〜)
08.20   △2-2  ゲント(A) 岡崎:途中出場(89分〜)
08.27   ● 0-3  S・ブルージュ(H)岡崎:出場なし
09.03   △1-1 シャルルロワ(A)岡崎:途中出場(85分〜)
09.17  ○ 2-0 メヘレン(H)岡崎:出場なし
09.24  △3-3 ゲンク(A)岡崎:ベンチ外
10.01  △1-1 クラブ・ブルージュ(A)岡崎:ベンチ外
10.08  ●0-4 サンジロワーズ(H)岡崎:ベンチ外
10.22  ●0-4 ルーベン(A)岡崎:ベンチ外
10.27  ○2-1 RWDモレンベーク(H)岡崎:ベンチ外
クロッキーカップ 10.31.  ○3-0 フランクス・ボラン(H)岡崎:途中出場(81分〜)
11.03 vs オイペン(H)
11.10 vs ウェステルロー(A)
11.24 vs アントワープ(H)
12.02 vs メヘレン(A)
12.08 vs ルーベン(H)
12.16 vs RWDモレンベーク(A)
12.23 vs シャルルロワ(H)
12.27 vs S・リエージュ(A)

【2024年】
01.21 vs サンジロワーズ(A)
01.27 vs ゲンク(H)
01.31 vs ゲント(H)
02.03 vs S・ブルージュ(A)
02.10 vs コルトレイク(H)
02.17 vs アンデルレヒト(A)
02.24 vs ウェステルロー(H)
03.02 vs アントワープ(A)
03.09 vs オイペン(A)
03.16  vs クラブ・ブルージュ(H) 

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日本サッカー、スポーツには世界に誇るべきポテンシャルがある。けれどそれはまだまだ世界に認められていない――岡崎慎司は欧州で13年目のプレーを迎え、その思いを強く持つ。胸を張って「日本サッカー」「日本のスポーツ」を誇るために必要なことは何か。岡崎は言う。
「新しいサッカーやスポーツの価値を探し、作っていくアクションが必要」。
「欧州にあって日本にないもの」「新しい価値を作るためのキーワード」をベースに、海外で活躍する日本人指導者や各界の第一人者たちと語り、学び、交流し、実行に移していく実験的場所!

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