
いよいよW杯は目前。多くの選手がヨーロッパでプレーしていることも理由の1つとして、歴代最強とも言われる森保JAPAN。我らが日本代表への期待が日々高まっているのではないだろうか。
そんな中「Dialogue w/」では、岡崎慎司とともに、日本を飛び出し、欧州に挑戦する計11名選手たちの、サッカー選手としてのルーツや、現在のメンタリティや技術を得るまでの過程を伺ってきた。
今回は、ドイツ・ボルシアMGの町野修斗選手へのインタビューの一部をお届け。
「プロになることを疑っていなかった」少年時代。確固たる自信を裏付ける日々と環境。家族の影響、勉強について。日本代表FWの原点を聞いた。
(本記事は【対談】「……プロにならない自分を想像したことがない」(町野修斗)「すごいな…」(岡崎慎司)を再構成したもの)
誰よりも練習した少年時代
ーー小・中・高で言うと、ご自身がサッカー選手として「周りより抜けてるな」という感覚はありましたか?
町野修斗(以下、町野):父が監督で、兄もサッカーをしていたので、幼稚園ぐらいの頃からもうサッカーは生活の一部という感じでした。
常にボールを蹴っていて、小学校の頃からキック力もありましたし、左右両方蹴れてたんで、「抜けてるな」っていう感覚もありましたし、プロになるんだろうなっていうのを感じながらやってました。
なにより人より何十倍も多く練習している自信がありましたね。
ーーそれは高校になるまで、ずっと確信に近い感覚だったんですか?
町野:そうですね。頭のどこかにありましたね。「プロになるんだろうな」っていう気持ちは。プロにならない自分を想像できないというか、疑ってないというか。想像したことはなかったかもしれないです。
岡崎慎司(以下、岡崎):すごいな。俺はわからんかったもん、オファーが来るまで。そういう自信はなかった。
指導者の父、先にサッカーを始めた兄。家族の影響は?
ーー親御さんが指導や練習を一緒にやってくれたりというのは多かったんですか?
町野:父は一緒にやっていました。ただ、練習日以外の他の日でも、1人で常にボールは蹴りに行ってました。僕は右利きなんですけど、父に「左足も練習しなさい」とアドバイスをもらったので、逆足の練習もしていました。
最初は全然ボールが飛ばなくて。なんでなんだろうって自分で考えて、鏡の前に立ってみて、右と同じフォームで蹴ったら飛ぶだろうなと仮説を立てて練習してみたら左足も飛ぶようになりました。
あとはキック力をつけるために、小4か小5くらいからはもう5号球のボールを蹴っていました。
ーー自分で考えて「鏡を見よう」と思われたり、「5号球を蹴ろう」と自分で考えられたってことですか?
町野:左足に関しては自分で考えて。最初は全く飛ばなかったし、変な回転がかかるしだったんで。同じように蹴ってみようってなって、最初は素振りから入りましたね。
岡崎:すごいな。なかなかできひんやん、そんな地味なトレーニング。
町野:本当にサッカーが好きだったんです。360日くらいはボール触ってましたね。
ーー指導者のお父様は、厳しいタイプだったんですか?それとも優しいタイプでしたか?
町野:兄には厳しかったんですけど、僕はあまり厳しくされていなかったですね。ほんと恵まれてたんで、兄を見て学んだり練習したりできたので、怒られることは兄よりはなかったですね。
ーー進行:お兄様の影響というのは、ご自身の中で大きいですか?
町野:そうですね。「兄を超える」「兄のようになる」ために上手くなろうっていうのが始まりでした。
ーー町野選手は身長が185cmあるとのことですが、ご家族も同じくらいの慎重でしょうか。
町野:僕だけ大きいんですよね。子供の頃に憧れた、クリスティアーノ・ロナウドが185cmで、「俺も絶対185cmになりたい!」と強く思いました。それで、めっちゃご飯食べて、しっかり寝ていたら、いつの間にか185cmになりました。
岡崎:すごいな! すごいな。それ。絶対テレビで言った方がいいよ。みんな信じてやるから!
どっちらかというと、適度な休みをしてご飯食べて寝て、ってやった方が伸びるって今は言われてて、夏休みを取るとその後グンって伸びるみたいな。
でも夏も合宿があったりで、サッカーで大忙しだったんじゃない?
町野:そうですね。町野:ほんまにめちゃめちゃしてましたね。でもそれも嫌じゃなかったですし、やりたいと思ってやってたんで。
岡崎:単純に追い込まれてるのとは違うってことやね。
勉強はできた?
ーー話が変わりますが、毎回選手の皆さんに聞いているのが「勉強は出来ましたか?」という質問なのですが、町野選手は勉強の方はいかがでしたか?
町野:勉強は……苦手でしたね(笑)。英語に関してはもっと勉強しておけばよかったなっていう後悔があります。
岡崎:間違いないな、それは(笑)
今、監督として英語でコミュニケーションをとっているけど、日本語ですらモチベーション上げるの難しいのに、それを英語でやるのはほんまに難しくて大変。
その年齢で気づけてるんやったら、絶対やった方がいいよ。
町野:ありがとうございます。頑張ってみます。
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欧州で活躍する選手の成長の足跡、メンタリティや技術、その原点を選手本人のインタビューから紐解きます!
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