夫婦カウンセラーとしてこれまで2000組以上の夫婦をサポートし、著書『夫は、妻は、わかってない。夫婦リカバリーの作法』でも注目を集める安東秀海先生が、読者の皆様から寄せられた夫婦関係のお悩みにお答えする「夫婦リカバリー相談室」。
シリーズ「夫婦健康診断のススメ」では、夫婦問題の予防や早期発見のために必要な向き合い方や考え方を安東先生が紹介・解説。
前回に続き、加藤綾菜さんとの対談・後編を振り返ります。
加藤綾菜さん対談・後編を見る
特別対談として加藤茶さんとの45歳年の差婚で話題になった加藤綾菜さんが登場。15年目の今年、某ウェディング誌の企画で結婚式を挙げることに。タ...続きを読む
「人生を共にするユニット」になるには?
「夫婦の成長」に必要な考え方
加藤綾菜さんとの対談を振り返って夫婦円満の秘訣を探った前回。加藤茶さんとの結婚により心無い中傷を受けていた綾菜さんに茶さんがかけた「10年忍耐だよ」という言葉から、ネガティブな感情を打ち消さずに共有することが、夫婦の絆を深める土台となることを考察しました。
後半となる今回は、茶さんとの結婚後に直面した現実を前に、綾菜さんがどのように向き合い、乗り越えてきたのか。その「考え方」と「行動」の秘訣を掘り下げていきます。
「結婚にキラキラとした理想がない」
夫婦とはいえ他人同士、「期待はしない」が夫婦円満の秘訣、と言われることがあります。たしかに、期待は失望と隣り合わせで、無自覚な期待は相手への不満や批判を生み出します。
一方で、「結婚にキラキラとした理想を持っていなかった」という綾菜さんは、過度な期待を夫婦関係に持ち込むことがなかったのかもしれません。しかし、大切なのは「期待しないこと」ではなく、...
