夜職の現場でも急速に広がりつつあるAIの活用。写メ日記、SNS更新、顧客管理、写真レタッチなど、日々多くのタスクに追われている女性たちは、AIをどう使い、どんな変化を感じているのでしょうか。
風俗講師として活躍されているSAKURAさんと、夜職専用AIパートナー「YOLUMINA(ヨルミナ)」の開発チームが、「AI時代の夜職の働き方と稼ぎ方」について語り合いました。後編をお届けします(前編はこちらから)。
AI活用のデメリット
ヨルミナ AI時代、稼ぎ続けられる子とそうでない子の差は、どこに出ると思いますか?
SAKURA まずは、相手の立場で考えられる子。これはいつの時代も変わらないです。相手の立場に立って、お客様が何をしてほしいのか、どんな対応をしてほしいのかを考えながら接客をすることで、経験を積み重ねて成長して、素晴らしい接客ができるようになっていく。
AIの活用にデメリットがあるとすれば、「相手の立場に立って考える」という思考の作業を代行してくれるところ。AIに頼りすぎると、かえって女の子の成長が妨げられてしまうのでは、と感じるときもあります。
ヨルミナ 相手の立場に立って考えることができないからAIに頼る、という方もいらっしゃると思います。一方で、そこをAIに頼れば頼るほど、相手の立場に立つ力が身につかなくなってしまう、というジレンマがあるなと思います。
SAKURA 次に大きいのは、SNSを継続できる子。最近はXが凍結されすぎて、Instagramに移動している女の子が多いんですが、それでも諦めずに発信し続ける子はやっぱり強い。AIを使ってSNS更新の負担を減らせる子は、数字で見ても結果が出てますね。
逆に、AIを過信しすぎる子はうまくいかない。「自分よりAIの方が優秀だから任せればいいでしょ」というタイプ。これは本当に危険です。
AIによって、稼ぎの上限は増える?
ヨルミナ 弁護士やライターのように、AIの活用によって個人で処理できる仕事の量が飛躍的に増えて売上が伸びる業界があります。風俗の世界でも起こり得るのでしょうか?
SAKURA 一日の接客人数には上限がありますから、AIで月収が倍になる、みたいなことは起きません。でも、AIでタスク(写メ日記・文章作成・SNS管理)が効率化されると、タスクに使っていた1〜2時間を接客に回せる。結果として売上が伸びるということはあります。劇的に稼ぎが増えるわけではないですが、頑張れば手が届く範囲で、確実に改善すると思います。
ヨルミナ SNSのアカウント凍結を避けるために、AIが役立つ場面はありますか?
SAKURA うーん、これについては、正直ほぼ信用していません(笑)。「このアカウントは凍結リスクがあります」みたいなAI診断もありますが、そこまで当てにならない。
昔は「お尻の画像を出したら凍結」のように、基準がわかりやすかったのですが、今は凍結の基準がとても曖昧で、よくわからない。鍵垢でも凍結したり、投稿ゼロのお客さんも女の子にコメントしただけで凍結する、ということが起こってます。
確実にわかっているのは、
・アカウント名にエリア+店名
・露骨な性的表現
こうした投稿は、ほぼアウトです。
ヨルミナ 業界内での凍結回避テクとして、「マット→Mット」と書くなど、特定のワードを伏字にする方法がありますが。
SAKURA 伏字は法律への対策であって、凍結対策ではないですね。文字の間にスペースを入れる工夫などもありますが、今はそれでも凍結する子が多いので、正直、もう運に近いです。最近はお客さんのアカウントも凍結されてます。投稿はゼロなのに、コメントだけで凍結されている人も多い。つまり、風俗アカウントと関わるだけでリスクになる。この状況はかなり厳しいです。
ヨルミナ これまではSNSなどの投稿を作成するためにAIが活用されてきましたが、今後は、SNSに頼らずに集客・宣伝の方法を考えるためにAIが活用されていきそうですね。
AIで自分の強みと魅力を引き出す
ヨルミナ AIっぽい文章にならないために、どんな工夫をしていますか?
SAKURA 写メ日記の文章を作る時は、以前はChatGPTに毎回プロンプトを投げて作っていましたが、手間が大きかったんですよね。今は「My GPTs」(ChatGPTの有料版で利用可能)を使って作るやり方もあります。...
