脱いでも稼げない「裸のデフレ」の時代、コロナ禍がその状況に拍車をかけた。夜職で働く女性たちが収入を失い、困窮化。性風俗産業は女性の貧困とからめて取り上げられるようになった。
その一方で、稼げる女性と、そうでない女性が二極化しているともいわれている。ではその背景には何があるのか。社会全体で格差が拡大するなか、性の世界にもその影響はあるのか。
本企画では、風俗の世界で働く女性たちへのインタビューを行っていく。記事だけでなく、動画、音声、LIVEなどのイベントを通して、格差が生じる要因を探る。今回は、伊藤美月さん(仮名)#2
現在の稼ぎ
美月さんの現在の収入は、閑散期で月100万、繁忙期で月200万程度。これは移籍する前と後でほとんど変わっていない。売上の割合は、予約指名・リピーター・フリーの割合が、均等に3割ずつ。繁忙期は新規やフリーのお客が多くなり、閑散期はリピーターのお客の割合が自然と多くなる。
「現在の客層は、30代から60代くらいまでの会社員や自営業の方が多いです。最近、「頑張ってる感」「応援してもらいたい感」を出しているので、体感的に自営業の方が増えた気がします。最近はChatGPTに色々相談して、「来て欲しいお客様」のペルソナを細かく設定して、そうしたお客様に向けた発信をするように心がけています」
風俗の現場で、稼ぐためにChatGPTなどのAIを活用する場面は、これからどんどん増えていくのだろう。ただし、自分のキャラや強みが分かっていないと、ペルソナを設定できない。...
