負けられない決勝T初戦。戦い方、そしてスタメンは?

 サッカージャーナリストのミムラユウスケ氏、田村修一氏、木崎伸也氏を中心に、サッカー解説者・林陵平氏、おこしやす京都ACの分析官・龍岡歩氏らに取材、日本代表のアジアカップでの戦いを全6回10企画に渡って配信する「日本サッカー徹底検証#5 アジアカップ特集」。

 今回は決勝トーナメント初戦のバーレーン戦プレビューします。

 スタメン予想、選手の発言から考察するバーレーン戦のポイントを、現地で取材するミムラユウスケ氏がお届けします。

精神的な面で「先手を取る」プレーとは?

 アメリカのスポーツなどで良く用いられる「ファーストパンチ」とは、先手を取ることだ。

 これは「先制点」を取るというニュアンスでも使われることもあるが、自分たちから先に仕掛けて、相手を驚かせるというニュアンスも込められている。

 一つの前の試合、グループリーグ第3戦のインドネシア戦に臨むにあたってディフェンスリーダー冨安健洋の以下発言は、まさに「ファーストパンチ」を念頭に置いたものだろう。

「“僕たちから仕掛けて”、叩きのめす気持ちでやりたい」...