なぜ日本はイラクに完敗したのか?

 サッカージャーナリストのミムラユウスケ氏、田村修一氏、木崎伸也氏を中心に、サッカー解説者・林陵平氏、おこしやす京都ACの分析官・龍岡歩氏らに取材、日本代表のアジアカップでの戦いを全6回10企画に渡って配信する「日本サッカー徹底検証#5 アジアカップ特集」。

 今回は、現地で取材するミムラユウスケ氏によるアジアカップグループリーグ第2戦、イラク戦の採点とレビュー!

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前半終了した瞬間、GK前川黛也が起こした”アクション”とは?

 今回は通常のパッケージに含まれるイラク戦の振り返り動画と、前川黛也選手の”とあるアクション”について本人に聞いた部分を全文無料公開する。

【コンテンツ内容】
(1)動画
・ミムラユウスケ氏のイラク戦深掘りレビュー
再生時間:14:26
(2)テキスト
・GK前川黛也が”とあるアクション”について語った全文公開
・ミムラユウスケ氏のイラク戦選手・監督採点

 イラク戦の“前半”終了のホイッスルが鳴った瞬間、まだ45分が終わっただけだというのに、まるで優勝を決めたかのような勢いでイラクベンチから選手がピッチに飛び出していった。

 日本のベンチは、当然動きはにぶい。重苦しい空気に包まれているのは、スタンド上段からも感じ取れた。

 しかし、その中でただひとり、前川黛也だけがベンチをいの一番に飛び出して、先発したGK鈴木彩艶のもとに駆け寄り、声をかけていた。

 あの時、何を語ったのか。そこには、このチームへの提言が含まれていたので、今回はその部分のやり取りを特別公開する。

ーーハーフタイムに入った瞬間に鈴木選手をねぎらっていましたよね。どのような声をかけたのでしょう?

「やはり失点した時にキーパーというのは、どんな失点であれ責任というのを感じてしまうので。それによってどうしても声が出なくなるということが、僕自身も経験があることなので。
 
 そういう時こそ……(鈴木)彩艶はすごく良いプレーをしていたので、『彩艶からしっかり声をかけて味方を安心させたよう。そこから鼓舞してあげることがすごく大事になってくるよ』ということで、僕自身もああやって声をかけたんです。

 そして、そういう選手がピッチ内でもどんどん増えてきたらなと思っています」

ーーあのような声がけは、鈴木選手のためだけを思ってではなく、チームのためを思って?

「あの時は、ほかの選手にも『もっと声を出していこう』と言いました。やはり、そういう戦う姿勢は、常にどんなことがあっても見せないといけないところで。

 もう一回奮い立たせる意味でも、そういう選手たちが増えてきたり、出てくるように自分自身が先頭に立ってやっていきたいと思います」
 
 前川の姿勢はここまでの2試合、ピッチの中で欠けていたものの一つだ。このような想いを持って行動することは、戦術面の整備と同じくらい大切であることをここに記しておく。

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