木曜日担当の編集です。

 三谷幸喜さん脚本ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』略して「もしがく」が、先週から始まりました。

 22年ぶりに民放連続ドラマということでしたが、その間に大河ドラマを3本も手がけているので「久しぶり」という感覚があまりないのが本音です。

 それでも楽しみにしながら初回の放送を待ちました。

 ……見た後は「これ、大丈夫かな…SNS荒れてそうだな」と身内でもないのに心配になりました。

 三谷さんを初めて知った時はすでにテレビドラマの脚本を手掛けていらっしゃいましたが、あまりにも面白くて、初めて舞台を見に行きました。

 その後も映像作品はほぼ見ていますが、たまに頭の中に「???」が浮かんだまま終わってしまうものも少なくありませんでした(特に映画)。

 今回は1980年代、小劇場ブームだった頃が舞台、豪華ではあるものの登場人物も多く、クセも強いため、なかなか馴染めずに初回で離脱した人もいるのでしょう。

(クドカンっぽいという意見を見かけてから、『不適切にもほどがある!』を思い出しましたが、私はセットの作り込みの素晴らしさや時代特有の湿度の高さから某香港映画を思い出しました)

 昨日、2回目の放送で、一緒に見ていた家族が「離脱します」と10分も経たないうちに宣言しました。

 今回は特にストリップのシーンを力を入れていて、何がしたいんだ…と引いてしまったのですが(演技は素晴らしかったです)…後半10分くらいで、三谷さんが何を描きたくて何を伝えたいのか、なんとなく想像できるようになり、もう少し見てみようと思いました。

 最近の三谷さんの作品では大河ドラマ『鎌倉殿の13人』がとても好きで、そのキャストが多いのも理由のひとつです。

 菅田さんが演じた源義経が素晴らしく、今回も主人公然とした演技に惹かれます。

 ……なんて言っておきながら、離脱したらすみません。

 私はFODに入っているので3話も見られるのですが、リアルタイムで追おうと思います。

 あと、ジャズ喫茶のセットは本当に素晴らしいと思います!