いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。日曜日は編集の望月が担当します。
先日、弟とモーニングに行きました。
昔は「お兄ちゃんだから」と自分で自分を縛っていて、「ちゃんとしなきゃ」と気を張っていたり、手伝いを自分からやるわりに「なんで自分だけ手伝いしなきゃいけないんだ」と思ってイライラしていました。そのイライラをぶつけて弟と喧嘩もたくさんしました。
そういった思い出したくない歴史がある弟と、朝ご飯を一緒に食べる関係を築けている今の状況はとても幸運な気がします。
インタビューを担当した犯罪心理学者の出口保行さんのLIVE配信では、そんな兄だから感じていたことや、子どもとしての経験をもとに、子育てや教育について質問させていただきました。
子どものレジリエンス、褒める叱るについてなど、親子のコミュニケーションについて90分間お話しいただいたボリュームたっぷりの内容です。
個人的に一番したかった「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」に代表される「お兄ちゃんのプレッシャー」についても質問では、なぜプレッシャーになるのか、どんな影響があるのか、そして親子ともに何をすればいいのか、子どもの時に知っておきたかった受け止め方を聞くことができました。
出口さんのお話は、現状を起きてしまったことは受け入れ、その後にどうするかという視点が多く、親と子ども両方に寄り添う優しさが根底にあると感じました。
例えば「うちの子はまだまだですよ」というよくある日本の風景。
出口さんは、この言葉が子どもにとって呪いになる可能性を指摘しつつ、親が「言ってしまった」ことと、言葉の背景にある謙虚を美徳とする日本文化は否定しませんでした。それよりも「言ってしまった」後にどうフォローするのか、それが重要だと教えていただきました。
親子ではないですが、個人的には弟を傷つけてしまったことも多いので、自己否定で終わらず、これから良い関係でいられるようにコミュニケーションをとっていこうと思います。
ちなみにモーニングでは人生で初めてエッグベネディクトを食べました。一番上に乗っているポーチドエッグを割ることで卵がソースになる上品で楽しい料理でした。美味しかったです。珈琲と相性良かったです。
弟からの奢ってプレッシャーはありませんでした。
(編集・望月)