写真:共同通信

鈴木誠也、念願のPO進出と30本塁打100打点

 メジャーに来てからずっと目標のひとつだったプレーオフ進出が決まりました。

 3年間、悔しい思いをしてきたのでとても嬉しいです。

 広島カープ時代にも3回、ビール掛けを経験しました。あのときもとても楽しかったんですが、テレビで見るクラブハウスで行う「シャンパンファイト」は、想像以上に楽しかった。

 プレーオフに勝ち進んでいけば、またできるチャンスがありますから、残りの試合をしっかり戦い、いい状態をキープできればと思っています。

 そして、ずいぶんと心配の声もいただきましたが、結果も少しずつ出てきました。

「練習では悪くなかった」

 前半戦、想像よりいい結果が出たのに、後半戦に入って、本当に最悪の状態が続きました。

 前半戦の良い状態を追い求めすぎて、力んでしまったり、ボール球を振ってしまったことが原因のひとつだったと思います。

 難しかったのは練習ではずっと「悪くなかった」こと。

 前回の動画でも話ましたが、「もう何をすればいいのか、運待ち状態」みたいな感覚でした。

前半戦で自己最多の数字を更新した鈴木誠也。後半戦一戦目でいきなりホームランを放つなど好調を維持するかに見えたが、8月は結果が出なかった。その...続きを読む

 それでも逃げることだけはしないと、なんとか試合に出続けようと思いました。それなのに体調不良で欠場するなど、それもなかなかかなわず……。

 後半戦はチームに迷惑を掛けっぱなしでした。

 そんな中、ホームラン2本が出てから(9月26日NYメッツ戦)、3戦ホームランが続きました。

 復調と言われます...