日本ではなぜ遠藤航は上手い選手と言われないのか?

 前回のPICK UP MATCH#14-1(遠藤航、バイエルンを語る「ウパメカノの貢献度」「デイビスの走力」と「異次元なキミッヒ」)では、バイエルン・ミュンヘン相手にシュツットガルトが繰り出した「マンツーマン・ディフェンス」の狙いなどを遠藤航が戦術ボードを使って解説した。

 引き続きPart.2では第23節首位・バイエルン戦をPICK UPする。

 今回は、ドイツ代表の将来を担い、20歳にしてバイエルン・ミュンヘンの中心選手として活躍する変幻自在のドリブラーMFジャマル・ムシアラに対して遠藤航がとった「ムシアラ対応策」を解説。

 また、中高生へのアドバイスとして「ポジションごとに必要なドリブル技術」「フィジカルベースの大切さ」に言及しながら、遠藤航のような戦うイメージのある選手が"上手い"選手として取り上げられない問題についても語った(全2回の2回目)。

――INDEX――

・「ムシアラ対応策」
・【中高生へのアドバイス】ムシアラのような、試合で使えるドリブルをするようになるためには?
・戦うイメージがある選手=技術がないというレッテル
・「上手さと強さを見せた」キミッヒとのマッチアップのシーン
――― 
【前回のバイエルン戦は恩師・曺貴裁(京都サンガ監督)さんとのコラボ分析!】👉【遠藤航×曺貴裁】バイエルン戦「仮想ドイツ代表、攻略法が見えたんじゃない?」

試合データ

[2023.3.5 ブンデスリーガ第23]
メルセデスベンツ・アレーナ
  VfBシュツットガルト 対  バイエルン・ミュンヘン
【得点】
バイエルン
デ・リフト(39分)
シュポ・モティング(62分)
シュツットガルト:
ファン・ホセ・ペレア(88分)
【遠藤航】スタメン(フル出場)

 

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