写真:アフロ
 「リバプールの不調? 僕にできることを考えてみる」INDEX
・失点関与、ヴィルツ、サラー・・・
・遠藤航は何ができるのか?すべきなのか
・守備における方向のタイプとマクアリスタ

 昨日の「日本代表」に続いて、今回は「リバプール」の今について書いてみたいと思います。

 昨シーズンの優勝から、大補強をして臨んだ今シーズン。その序盤はいいところもあれば、課題もある。僕自身についても同じです。

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リバプールのタイトル獲得のためにできること

失点関与、ヴィルツ、サラー……

 25-26シーズン、リバプールはリーグ戦を7試合戦って5勝2敗の2位。1位アーセナルとは勝ち点差1の15というポジションにいます。

 まだシーズンの序盤。新たな戦力が加わり、僕たちの強さを示すのはまだまだこれからだと思っています。

 とはいえ、チャンピオンズリーグを含めて代表ウィークに入るまでの3試合を3敗。その間の「得点が2、失点は5」。

 そんな今の状態に対してネガティブに捉える声も増えてると聞きます。

 僕自身も3連敗目となるチェルシー戦で、1対1で迎えた86分に出場し、アディショナルタイムに逆転を許してしまいました。

 あの場面、アシストをしたククレジャに対して、もっとしっかりついていくべきでした。失点の要因はひとつだけではなく、さまざまな判断、状況が重なり合って起きるのですが、その点で僕自身にもできたことはあった。そこに反省はあります。

 また、今シーズンの結果に対して「補強した選手たちが活躍できていない」とか「エース・サラーの調子が悪い」と言われます。

 けれどチームとして全くチャンスを作れていないか、と言われれば、そんなことはないと思います。いい攻撃ができている時もきちんとあって、そのベースとなるスロット監督が示す攻撃の戦術はとてもよいものだと思います。

 ですからそのチャンスに決めきれるか、そして勝ち切れるかどうか。本当にそれだけでこうした評価は一気に変わるはずです。

遠藤航は何ができるのか?すべきなのか

 個人的に考えなければいけないと思っているのが守...