北中米ワールドカップの組み合わせが決りました。

 キャプテンという大役に指名してもらったとき、自分にできることは何かを考えました。カタール以降、選手たちが口を揃えていたのが「もっとできる」。

 そうであるならば「優勝」。

 カタールでともに戦ったメンバーの顔、言葉、姿勢を見てそれを口にしても決して恥ずかしくないチームだと感じました。

 その空気は、代表のみならず応援して下さるサポーターの皆さんにも届いている実感があります。

 あれから3年ほど。ついにその目標を達成するための、対戦相手が決まる。

 人生で初めて、組み合わせ抽選会を見ました(がらにもなく、代表のユニフォームを着て……笑)。

「いま、プレミアでプレーをしているからイングランドとやれたらないいな」 (ちなみに前回はブンデスでプレーをしていてドイツと戦いたい、と思っていたところ実際にそれが実現しました)

 抽選会の前に、そうぼんやりと思っていたのですが、オランダと初戦を戦うことが決まったときには、「そっちか」と、つい笑みがこぼれました。

 ファン・ダイク、ガクポ、フラーフェンベルフ、フリンポン。毎日、ともにしのぎを削るチームメイトとと戦うことになるのは、ただ楽しみでしかありません。

 実は今日の抽選会の前の練習で、ガクポに「日本代表とやりたい」と言われていました。ちょっとした運命を感じます。

 チュニジアもアフリカでしっかりと結果を出しているいいチームだと聞いていますし、3月に行われるプレーオフ次第で決まる、ウクライナかスウェーデン、ポーランド、アルバニア……どの国も強いと思います(個人的には、チームメイトのイサクがいるスウェーデンとやれたら嬉しいですが)。

 まさに「ワールドカップ」

 本音を言うと、「相手はどこでもいい」と思っていたのですが、いざその国の名前を目にすると、一気に現実味が増し、モチベーションが高まりました。

 まだまだ戦いはこれからです。

 代表メンバーにしっかりと入り、掲げた「優勝」という目標を必ず実現する。みなさんとこれからの時間を、楽しみながらやっていきたいと思います。これからも、日本代表そして遠藤航をよろしくお願いいたします。

北中米ワールドカップ【グループF】
・オランダ
・日本
・ヨーロッパプレーオフ(ウクライナ/スウェーデン/ポーランド/アルバニア)
・チュニジア

 さて、少しだけ感想を。ちなみに、抽選会を見ている様子も月刊・遠藤航で配信する予定です。そちらもぜひ、お楽しみに!

 個人的に気になったのは...