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カタールワールドカップ代表選出メッセージ

 いつも応援ありがとうございます。今回、カタールワールドカップの日本代表に選出されました。

 4年前、ロシアワールドカップのメンバー入りに向けて“当落線上”にいた前回と比べると、発表を迎える気持ちはまったく違うものでした。

「選ばれる」。

 そう思えるまでになれたのが、この4年のひとつの成長だったと思います。

 目標はワールドカップで活躍し、“まず”ベスト8を突破することになります。少しずつ気持ちもワールドカップモードになり、楽しみな気持ちも高まってきています。

 ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。

一問一答「(選出は)友人のLINEで知りました」

――まずはおめでとうございます。

遠藤 ありがとうございます。

――月並みですが、メンバー発表はどこで、いつ知ったのか教えてください。

遠藤 (発表は)家で、朝起きて、友人や知り合いからのLINEで知るって感じでした。

――発表自体はご覧になりましたか。

遠藤 見ていないです、(発表はドイツの)朝6時だったので(その時間は)寝ていました。午前中は練習で、8時くらいに起きてすぐ家を出てみたいな感じでちょっとバタバタしていたので、ちょっとずつ連絡をくれた人たちに返信をしていったっていう感じですね。

――発表を迎えるまでに緊張はありましたか?

遠藤 メンバー発表に関しては自信を持っていたというか、入ると思っていたし、どちらかというと、選ばれてワールドカップで何を残せるか、というところにフォーカスをしてずっとやってきたので(緊張みたいなものはなかった)。

 むしろ、そういうふうに思えるっていうことが、前回大会との違いであり、自分の成長を感じる部分ではあると思っているので、その点はシンプルに自分のことを評価したいと思います。

 正直、選ばれた、選ばれないで僕自身のなかで大きくやることが変わるわけではない。だから今は、非常に楽しみが増しました。メンバー発表を受けて、いよいよ始まるんだな、という思いですね。

――4年前は浦和レッズにいました。ロシアワールドカップを受けて、このままではワールドカップで活躍できない、とシント=トロイデンへ移籍し、その後、シュツットガルトへとステップアップしました。今日という日を自信を持って迎えることができたのが、この4年の成長を実感するところ。

遠藤 そうですね。海外でプレーするようになってから、時差もありますしだいたい朝起きたときに、おめでとうというメッセージが来て知ることが多かったので。

 それは変わらないですし。前回大会は立場的にも、主力として予選を戦ってきていたわけではなかった中で、今回は(主力として)戦ってきたので、ようやく目指していた場所にたどり着けたっていう感覚です。

――メッセージの反響はこれまでの反響とは違いましたか。

遠藤 あー…、いつもの代表発表よりは多かったですね。起きたら通知は結構あったので。でも、仲のいい友人のグループLINEがあってそこで数十件あったから、人数でカウントするとそんなにいないかな、友達が少ないので(笑)。

 ただ、他のSNSでもメッセージをもらっていたりするので、ありがたかったです。

――ご家族の反応は。

遠藤 家族はもう、さっき(ドイツ時間の15時ごろ、日本時間の23時)「メンバー発表だったの?」っていうくらいなので。朝、起きたときは何も(笑)。

 長男が「メンバーどうだったの?」って聞いてきてくれたくらいで、あまり気にされていなかったです。

 奥さんはメンバーに入るものだと思ってたんだと思いますけど、はい(笑)。

――ご長男は、ちょっと気にされていたんですね。聞いていいのかどうか、みたいな。

遠藤 そうですね。長男がたぶん一番、気にしていたんじゃないかな。

――改めて、目標はチームとしてはベスト8以上、そして個人として実現したいことを教えてください。

遠藤 もちろんチームとしてはベスト8が一つの目標にはなると思います。そこを超えることができれば、その先、優勝を目指したりっていうところが見えてくるとは思いますけど、まずはグループリーグをしっかり突破することが大きいとは思っています。

 個人としては、まずスタメンで試合に出ることが自分の目指しているところになりますね。

一問一答「ドイツは本当にバランスがいいチーム」

――グループリーグで対戦する3カ国の印象とそのポイントを教えてください。

遠藤 ドイツは本当にバランスのいいチームだと思っています。なんでもできるというか、しっかりブロックを作って守ってカウンター(というサッカー)もできるし、ボールをしっかり動かした(サッカーの)中での得点力もある。もちろん、一人ひとりの能力も高いです。

 バイエルンと対戦するときなんかはそうですけど、そういうチームにどう対応できるか。しっかり守りながらカウンターを狙うのか、それとも自分たちでボールを持つ時間を増やしていくのか。

 コスタリカはどちらかと言えば、(相手が)守備的に戦ってくるのかなという感覚はあります。まとまりがあるチームですし、その中で個の能力を生かしながらやってくるチームという印象です。

 スペインは、みなさんも知ってのとおり、基本的に自分たちでボールを保持していくチームで、(逆に言うと)自分たちで持てないとストレスを感じるチームでもあると思います。

 僕たちも(ボールを持たれることに関して)我慢をすることも大事ですけど、攻撃でカウンターだけではなく、プラスアルファとして自分たちもボールを動かすことにトライしていきたい、とは個人としては思っています。

――直近のテストマッチ(ドイツ遠征/アメリカ戦(2対0)、エクアドル戦(0対0))では最終予選のベースとなった4-3-3から4-2-3-1へとシステムの変更がありました。システムの使い分け、そのなかでタスクが変わるところというのはありますか。

遠藤 1ボランチのほうが自分の役割ははっきりすると思います。ディフェンスラインとの連携で入ってきた(相手選手を)潰すところがメインにはなりますけど、攻撃でも同じくディフェンスラインとの距離感をよくしていかに前を向くのか、前の選手のボールを配球していくのか、というところが仕事になっていく。

 2ボランチのほうがどちらかといえば「縦に動く」回数が多くなっていくので、前にも関わりつつ相方と一緒に攻守のバランスをどうとるのか、というところがポイントになると思います。

[関連:【ボード解説】遠藤航、日本代表の「中盤」に手応えを感じる理由]

――相方、というキーワードが出ましたが、今回の代表メンバー26人を見て感じたことをお願いします。

遠藤 個人的に驚いた、とかそういうことはないです。大迫(勇也)選手と原口(元気)選手が入らなかったというところ以外はある程度、予想していたメンバーなのかなという感じでした。

――名前の挙がった原口選手は、著書にもロシアワールドカップ後から目指す姿の一人だと書くほど、「見習いたい」選手だったと思います。所属するウニオンは現在ブンデス1位で、スタメンは多くありませんが、活躍を続けています。

遠藤 メンバー選考に関しては監督が決めることではありますから、誰を選んでも「あの選手が」「この選手が」と言われる世界だと思っているので、選ばれた側がそのメンバーで戦うという覚悟を持ってやっていくしかないのかな、と思っています。入っている選手は、入れなかった選手の分までやらなきゃいけない責任感もある。

 ……ただ、あくまで個人的なことを言わせてもらうと、そこは(原口元気の落選)ショックではありました。代表でもよく話をした選手でしたし、メンバー入りするだろうと思っていたので。

(感情的には)難しかったですね。(原口選手の)立場的にも難しかったと思いますけど、代表ではつねにチームのために戦っている人で、僕もすごく尊敬していたので。

 ウニオンでは出たり、出られなかったりはあったかもしれないけど、ブンデスの首位にいるチームにいる、ということ自体が(周囲から)もっと評価されるべきことだとは思っています。元気くんの分まで、っていう思いはあります

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

遠藤 はい。いつもこの「月刊遠藤航」を見てくれているみなさん、応援ありがとうございます。いよいよメンバーが決まって ワールドカップに向けて準備をして行くところです。今、自分にできることっていうのはシンプルで、残りのリーグ戦をしっかり戦って、できるだけ良い状態でカタール入りすることだと思っています。

 カタールでもし出場することができれば、ワールドカップで試合に出るのは初めてのことになるので、ロシア大会で感じた悔しい思いから積み上げてきたものを発揮したいと思っています。そこは期待をしてもらって、みなさんの声援を背に、代表としてはまずベスト8を達成できるように頑張ります。

【一問一答のフル動画は11月2日18時以降に配信の予定です。】

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