いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。シンクロ通信日曜日担当の望月です。

 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を観てきました。2025年7月18日が公開日ということで、初日に観た人から約3か月遅れての鑑賞です。

 複数の濃いエピソードを1つの映画にまとめる構成の大変さを感じつつも、無限城をはじめとする映像美、各シーンを彩る演技が魅力的でした。

 さて、シンクロナスでは乃至政彦先生が歴史家ならではの視点で『鬼滅の刃』を考察したコンテンツ『歴史家が紐解く「鬼滅の刃」の世界』を配信中です。

 パワハラ会議での下弦の鬼粛清の合理性や、十二鬼月の名前から読み取る無惨の性格や思考などを、作中の描写を根拠に、歴史家的思考で『鬼滅の刃』の魅力に迫っています。

 【地理歴史編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説によると、現在の学校教育では、「社会的事象の歴史的な見方・考え方」に基づく学習活動の充実が求められており、「歴史的な見方・考え方」とは、「時期や年代,推移,比較,相互の関連や現在とのつながり」から課題を探求、解決することである旨が記載されています。

 学習指導要領が求められているからというわけではないですが、歴史をベースに物事を考えるのは面白いので、『鬼滅の刃』を入り口に、「歴史的な見方・考え方」に触れてほしいです。

 是非ご一読ください。(私は映画を観終わってから改めて記事を読みました)