最近、著名なイラストレーターのトレース疑惑が炎上し、話題になっています。SNSで知ってショックを受けましたが、批判の声の中に「この絵はAIでも作れそう」というような意味のコメントが目に留まり、頭から離れません。
生成AIが登場する前なら、そんな言葉は決して出てこなかったはず。けれど今は、たとえAIを使わない創作であっても、その影響から完全には逃れられないのかもしれません。
アート作品を生み出す生成AIの問題は、音楽の世界にも広がっています。連載「ELSI最前線」では、AIによる音楽制作をめぐる議論を取り上げた記事を公開中です。アートとテクノロジーの関係を考えるうえで示唆に富む内容ですので、ぜひご覧ください!
わずか数行のテキストから楽曲が生成され、瞬く間に世界中に配信される——。生成AIの登場によって、音楽の作り方や演奏、そして聴いて楽しむ体験さ...続きを読む
(編集・谷本)