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9月19日公開、陸上100mという約10秒の世界に魅せられた人々を描く映画『ひゃくえむ。』を公開当日に観てきました。
原作者は大きな話題を呼んだ『チ。-地球の運動について-』の魚豊先生です。
この映画の注目ポイントの1つはなんといっても圧倒的な臨場感。
100mを走る描写の速さ、日常パートのちょっとした動きにリアリティによって容易に映画に没入することが出来ます。
少し調べただけですが、この臨場感を生み出すために、実写映像を基に作画をするロトスコープという100年以上前に開発されたアニメーション技法が採用されているそうです。
特に100メートルを全速力で走った後、緊張が解けた脚の描写が丁寧だなと思ったので、実際の動きをモデルにしていると言われると納得です。
そのほか、映像と同じくらい人の感情、とくに「諦め」と「諦めない」について繊細に描かれていると感じました。
原作漫画は未読なので後日読んでみたいと思います。
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長年ジャンボ鶴田さんを取材した元『週刊ゴング』編集長の小佐野景浩さんが、往年の名勝負を臨場感をそのままに丁寧に描き、また鶴田さんを知るプロレス界のレジェンドや家族に取材することで、「最強ではあるが最高ではない」理由、「普通の人でいたかった怪物」という人物像に迫っています。
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