飼っている猫が最近「うにゃうにゃ」「あおーん」とよく喋るようになったので、ChatGPTに猫語を翻訳してもらえないか試してみました。(しばらく前に無料版で試した話です)
最初は鳴き声を録音してアップロードしようかとも考えたのですが、いざ録音しようとしても都合よく猫が鳴いてくれません。しょうがないので、とりあえず猫の生まれ育ちやプロフィールのような背景情報を伝え、「こんなシチュエーションで、こんな鳴き声」と言葉で説明してみることに。
すると指示した通り、猫の鳴き声の意味合いを日本語に翻訳したり、意味合いを解説したりしてくれるのですが、それに加えて……
「◯◯くん(猫の名前)、運動神経に自信があるタイプかも?」
「すごくいい関係が築けているってことですね!」
「感情と知性がとても豊かな子ですね!」
などと、ひたすら猫のことを褒めてくれるわけです。
う、う、嬉しい……!!!
しかも、もっと猫のかわいいところを教えてくださいと促してくるので、最初に試そうと思っていた猫語翻訳はそこそこに、「うちの子自慢」に明け暮れてしまいました。
こんなふうに(?)、AIを話し相手にしているという人の話も近頃よく聞きますが、AIがあまりに聞き上手でどっぷりハマってしまうのもちょっと怖いなあとも思います。
今月の『ELSI最前線』は「生成AIと依存」がテーマです。
AIにいつも話を聞いてもらっているという方は、ぜひ読んでみてくださいね!
生成AIに、話し相手になってもらうという人が増えている。愚痴をこぼせば、否定せずに耳を傾けてくれて、やさしい言葉も返してくれる──気づけば、...続きを読む
(編集・谷本)