【動画解説】渡部陽一、世界はどうやって生きているのか

 世界中でどのくらいの「争い」が存在していて、それはなぜ起き、今どうなり、これからどうなっていくのか。そしてその「戦場」に思いを馳せられる人はどのくらいいるでしょうか。
 渡部陽一が撮ってきた「戦場の写真」をベースに、争いの背景、現実とその地域の魅力について解説するコンテンツです。

「1000枚の戦場」内容紹介

隔週・土曜日に、動画とテキストで「1000枚の戦場」を配信していきます。
【5月の「1000枚の戦場」】
  6日:NewsLetter 世界を読む(フランス)
13日:79/1000~【動画解説・1000枚の戦場】
 ~内紛激化、スーダンにある本当の姿
20日:--/1000​枚~【動画解説・1000枚の戦場】
 ~混迷のロシア、どうなる?
27日:NewsLetter世界を読む。(G7)


その他、音声、テキストでコンテンツで世界情勢をご紹介する予定です。

メッセージ:「戦場」から読み解く世界のリアル

こんにちは、戦場カメラマンの渡部陽一です。

世界情勢が激動を迎えています。アフリカ方面、中東、アジア、中南米そして東欧地域にあるウクライナ。世界各国が自国ファーストをかなり強め、外交的にも、民族的にも宗教的にも、資源をとっても、つねに衝突の火種が深まっています。

情報技術の発達によって「紛争」は大きく変化しました。敵と向かい合う戦いから、情報を駆使した見えない敵との闘いが主流になっています。

同じように「世界」も変わっています。日々もたらされる情報によって地理的には遠い場所が、より身近に、隣にあるもののように感じられることすらあります。

しかし、私たちは、そんな「近い」と感じる「世界の本当の姿」をどのくらい知っているでしょうか。

世界中で争いが終わったことはありません。現実であるのに、私たちはなかなかそこに目を向けることをしません。

「戦い」が終わった国・地域があります。大切なモデルケースです。世界が変わりつつある今、「戦いが終わった国・地域」を知る必要があります。

戦場には悲惨な現実があります。いつだって犠牲になるのは子どもたちです。

一方で、戦場にいる人々は「私たちと同じ」日常を持っていることも「戦場の本当の姿」です。家族がいて、友人がいて、子ども、おじいさん、おばあさんがいる。家がある、食事がある、文化が、自然があるなかで生きています。

このコンテンツでは、そんな視点から、私が撮ってきた「戦場」の中から1000枚をピックアップし、背景にあること、学ぶべきこと、その国・地域の日常と魅力をご案内していきます。