平安貴族列伝

出版社:日本ビジネスプレス(SYNCHRONOUS BOOKS)

定価:1870円

発売日:2024.5.21

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倉本一宏

平安貴族列伝

「平安時代の人はおろかで、現代人ははるかに優秀な人類だ」と考えるのは、とんでもない思い違いである。それどころか、千年の時を超えて、人間の本質は変わらないんだなあと感じていただければ幸いである。」(倉本一宏・著者)

NHK大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当する著者の新刊。
藤原道長が誕生し栄華を極めるまで、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか?

正史に残された知られざる平安貴族の人生

日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」

本書では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像に迫る。

出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、出世だけではない官人たちの豊かな感性とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。

原文はすべて現代語訳を掲げ、詳細な系図も掲載。

本書の一部をWEB版で無料公開中。
下記「目次」からご覧いただけます。

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目次

第一章『日本後紀』に見える薨卒伝

藤原継縄 平凡な名門貴族が右大臣に上り詰めた裏事情
善珠 朝廷の公式歴史書にまで書かれた宮中の噂の真相
羽栗翼 朝廷からも重宝された「帰国子女」の正体
行賀 優秀な遣唐僧が東大寺の僧に怒られた意外な理由
和家麻呂 天皇の外戚で大出世、人柄で愛された渡来系官人
藤原乙叡 失態の原因は?政変に翻弄された藤原氏嫡流のエリート
藤原仲成 天皇の後継争いに巻き込まれた、藤原式家の官人の最期
藤原縵麻呂 無能でも愛すべき藤原仲成の異母弟の正体
藤原友人 出世より仙人に憧れた?風変わりな貴族
伴弥嗣 飛鳥時代の名族・大伴氏の末裔の困った性癖
紀長田麻呂 最後まで名声を求めなかった名門・紀氏の珍しい官人
紀末成 早くに出世した紀氏の官人が地方官止まりだった理由
安倍真勝 没落する名族の中で僅かな出世を遂げた安倍氏の官人
佐伯清岑 清廉さゆえ民を苦しめた?古代の名族・佐伯氏の官人
藤原継彦 出世より趣味を選んだ藤原京家の始祖・麻呂の子孫
酒人内親王 天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王
藤原真夏  官歴を消された藤原北家の官人が遺したもの
藤原世嗣 藤原式家の官人に見る官僚人生をまっとうする尊さ

第二章『続日本後紀』に見える薨卒伝

空海 後世の伝説へ繋がる六国史に書かれた空海の最期
甘南備高直 天皇から民衆にまで愛された皇親氏族
池田春野 長寿の官人が一度だけ脚光を浴びた理由
藤原常嗣 最後の遣唐使の大使を務めた官人の隠れた功績
藤原三守 ひとりの天皇に尽くした南家最後の大臣
紀深江 大学で学び、地方官を立派に務めた官人
高階石河 唯一の特技?美声を誇った長屋王の子孫
菅原清公 菅原道真より優秀だった?祖父の功罪
笠梁麻呂 不思議な一芸のおかげで出世した官人
伴友足 実直な人柄で愛された伴氏の官人、その異例の最期
大野真鷹 一代の天皇に尽くした軍事官僚の天晴れな人生
文室秋津 軍事官僚として活躍した皇親氏族の意外な一面
藤原緒嗣 桓武天皇が最も信頼した式家最後の大臣が出世した理由
守印 才能も地位もあった僧が出世できなかった理由
善道真貞 苦労して出世し、行政官になった学者が最後に選んだ道
藤原吉野 ただ一人の天皇を支え愛された官人の生き様
和気真綱 最澄、空海を保護、異例の出世を遂げた官人の最期
良岑木連 臣籍に降下した皇子のプライドと末路
藤原嗣宗 地位が落ちても実直に勤めた藤原北家傍流の官人
 

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