倉本一宏

歴史学者。専門は日本古代政治史、古記録学。 国際日本文化研究センター(日文研)・総合研究大学院大学(総研大)教授。 1958年、三重県津市生まれ。 1983年、東京大学文学部国史学専修課程卒業。 1989年、同大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。1997年、博士(文学、東京大学)。著書に『一条天皇』『壬申の乱』(吉川弘文館)、『蘇我氏』『藤原氏』『公家源氏』『平氏』(中公新書)、『藤原道長の日常生活』『戦争の日本古代史』『内戦の日本古代史』 『平安京の下級官人』(講談社現代新書)、『御堂関白記 全現代語訳』『権記 全現代語訳』(講談社学術文庫)『現代語訳 小右記』(吉川弘文館)、『権記』『小右記』(角川ソフィア文庫)など。

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本の紹介

平安貴族列伝
平安貴族列伝
出版社:日本ビジネスプレス(SYNCHRONOUS BOOKS)
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「平安時代の人はおろかで、現代人ははるかに優秀な人類だ」と考えるのは、とんでもない思い違いである。それどころか、千年の時を超えて、人間の本質は変わらないんだなあと感じていただければ幸いである。」(倉本一宏・著者)

NHK大河ドラマ「光る君へ」時代考証担当する著者の新刊。
藤原道長が誕生し栄華を極めるまで、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか?

正史に残された知られざる平安貴族の人生

日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」

本書では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像に迫る。

出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、出世だけではない官人たちの豊かな感性とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。

原文はすべて現代語訳を掲げ、詳細な系図も掲載。

本書の一部をWEB版で無料公開中。
下記「目次」からご覧いただけます。
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