子どもが犯罪や非行の道に走らないための家庭でのコミュニケーションを、1万人以上の犯罪者の心理分析を行ってきた犯罪心理学者・出口保行先生に学ぶ「子どもが伸びる 親子の距離感」。

 このシリーズでは、犯罪心理学のキーワードを編集部が厳選し、出口先生の話をもとに解説する。

 今回は「心理的リアクタンス」と子どもの勉強嫌いについて。

「親子の距離感」第1回のテーマは「子どもにスマホを与えるタイミング」後編では、「スマホを早く持たせる場合」。出口さん曰く、スマホを早く与える...続きを読む

「勉強しなさい」はなぜ逆効果なのか?

ーー子どもの勉強への向き合い方についてですが、そもそも子どもはなぜ勉強を嫌がることが多いのでしょうか?

出口保行(以下、出口)子どもの場合は特に勉強よりも他に何か楽しそうなことに興味を持っています。ですから、結果として勉強がマイナスのイメージになってしまっているということになります。

 勉強というのはそもそも非常に楽しいものだというイメージが植えつけられていれば、そういうイメージを持てていれば、勉強嫌いになる、学ぶことを嫌いになるなんてことはありえないわけですよね。...