子どもが犯罪や非行の道に走らないための家庭でのコミュニケーションを、1万人以上の犯罪者の心理分析を行ってきた犯罪心理学者・出口保行先生に学ぶ「子どもが伸びる 親子の距離感」。

 このシリーズでは、犯罪心理学のキーワードを編集部が厳選し、出口先生の話をもとに解説する。

 今回は子どもの自己肯定感を下げてしまう「ラベリング効果」と、「自分にはできない」という子どもの意識との向き合い方について。

YouTubeを長時間見続ける我が子。注意しても直らない、ルールを決めても守ってくれず、学力低下や将来に不安を抱えている親の方も多いのではな...続きを読む

性格は変わるのか?

ーー無口な子が、どんどん話すようになるなど、性格が変わることはあるんでしょうか?

出口保行(以下、出口)基本的に生まれた時の性格が一生続く子どもはほとんどいないんです。

 親の皆さんにも経験があるかもしれませんが、きっかけがあれば性格は変わります。

 何がきっかけになるかはわかっていませんが、1つ言えることは「自分はこうしていいんだ」と自尊心を持てるかどうかだと思います。

 しかし「おとなしい子」というレッテル、心理学ではラベリングと言われるものが1度貼られてしまうと、そこから抜け出すことは非常に難しくなることは1つの事実です。...