シャインマスカット、いちじく、柿……
秋のフルーツをもっとおいしく楽しむ方法
9月に入った途端、あのジリジリとする猛暑は収まり、朝夕はひんやり感じるようになりました。スーパーに並ぶフルーツも秋一色。桃からぶどうやいちじくなど、シックな彩りのものがずらりと並ぶようになりました。
実りの秋とはよくいったもので、秋の果物はたわわといった表現がピッタリ。ずしっと持ち重りのするものが嬉しくなります。よく熟した果物はみずみずしくて、甘味と酸味のバランスがよく、スイーツに負けないほどの存在感で、大げさに言えば、日々の暮らしにちょっとした幸せと潤いをもたらしてくれるものだと思います。
「フルーツは料理にプラス」のすすめ
我が家でも家族揃ってフルーツ好き。そのままでいただくのはもちろん、料理にもどんどん使ってしまいます。
外食した際にもレストランのメニューにフルーツを使ったものを見つけると思わずにんまり、注文せずにはいられません。洋食だけでなく、和にも中華にも上手に取り入れてありますよね。
フルーツの持つ酸味や甘味が料理に奥行きや立体感を出してくれるんです。その昔は、フルーツを料理に使うというと、「酢豚にパイナップルが入っているのはどうしても許せない!」とか「フルーツを乗せたピザなんて信じられない!」と敵意を露わにされることも多く、フルーツ料理好きは異端な存在でしたが、最近では、「甘じょっぱい」という表現が認識されてきて、フルーツ料理好きとしては「我が意を得たり」とうれしく思うことも度々。
スイカに塩を振るという食べ方があるように、フルーツに塩を加えると、甘味はもちろん、風味がググッと引き立ちます。すると、いつものメニューもちょっとおしゃれで味わい深くなるのです。
黒ぶどうの話
今はシャインマスカットやピオーネなどのぶどうやいちじくの旬、これからは洋梨や柿などがどんどん登場します。
ところで、翡翠のような美しい緑とジューシーな味わい、皮ごと食べられる手軽さが大人気のシャインマスカットですが、ピオーネや巨峰などの黒いぶどうが最近では少なくなったような気がします。

ぶどう農家の方に伺うと、黒ぶどうは気候によって生育が左右され、作るのに手間がかかるそう。意外にもシャインマスカットの方が丈夫で育てやすく、しかも高値で取引されるので多くの生産者さんがシャインマスカットを作るようになったそう。
シャインマスカットも好きですが、実は私はピオーネや巨峰のほうが味わいが濃厚で、ぶどうらしい感じがして好きなのです。
作り方が難しかったり、面倒だったりということで、少なくなってしまうのは残念で仕方がありません。これからも変わらずに残ってほしいと願ってやみません。
秋のフルーツは塩味と合わせて

薄甘いシャインマスカットは塩味の強いチーズ、特にゴルゴンゾーラなどの青かびのチーズと組み合わせるのが美味しいです。
半分に切って間にブルーチーズを挟み、そこにハチミツを垂らすとちょっと洒落たおつまみが完成。この組み合わせはサンドイッチにしたり、サラダにしたりするのもおすすめです。
他にも、パルミジャーノやミモレットなどの熟成タイプがおすすめです。

チーズと同じように、生ハムも秋のフルーツと相性抜群。発酵した旨味のある塩味が優しい甘味を引き立ててくれるのです。
お気に入りのぶどう狩り園とお取り寄せ
スーパーでも手軽に買えるのですが、毎年楽しみにしているのが勝沼でのぶどう狩りです。
「採れたてのぶどうの美味しさは格別、それを自分で収穫する楽しさといったらない」と教えてもらって、行き始めたのがきっかけです。
ぶどう狩りができる観光農園がずらりと立ち並ぶ街道沿いの中にある...