焼いて、揚げて、生で。ズッキーニを楽しむ食べ方と選び方

東京は梅雨明け宣言が出て夏本番。毎日熱中症警戒アラートが発令され、最高気温が体温超えの40℃に達する猛暑日も現実のものになってきました。

こうなると野菜が心配です。

今年の春から梅雨にかけては比較的気温が低かったこともあって、最近までスーパーに並ぶ野菜たちがおいしく安定していたのですが、昨年のことを思うと本当に心配です。しなしなの葉野菜に、表面にはアバタが浮かんだ茄子やトマトたち。なんだか見ているだけで可哀想なほどでした。

四季のある日本はどこに行ってしまったのでしょうか。暑いか寒いか、極端な気候になってしまったような気がします。

……と、不平不満ばかりを言っていても仕方がないので、今月は旬真っ盛りの夏野菜についてお話ししたいと思います。

苦手だったズッキーニが、大好物になるまで

夏野菜といえば、すぐに思い浮かぶのはきゅうり、トマト、茄子、とうもろこし。採れたての野菜たちは、そのまま切って軽く塩を振るだけでもおいしいですし、油と相性がいいので天ぷらにすると最高。暑さにもめげずついつい汗だくで頑張ってしまうことも。

これらの夏野菜のラインナップにスルッと仲間入りしたのがズッキーニです。いつの間にかスーパーの売り場では見ない日がないほど身近な存在になりました。一年を通して価格も安定していますが、今の時期は1本100円を切ることもあるほど。まさに旬真っ盛りです。

改めて調べてみると、ズッキーニはウリ科カボチャ属の緑黄色野菜で、きゅうりのように見えますが、実はカボチャの仲間なのだそう。味は淡泊でクセがなく、生のままでも加熱してもおいしく食べられます。低カロリーでありながら、カリウムやビタミンC、βカロチンなどの栄養も豊富。しかもお値段もお手頃と、まさにいいことづくめの優等生なんです。

と言いつつ、実は以前はズッキーニが苦手でした。

なんだか苦味があるような気がするし、味もはっきりしない、食感もはっきりしないと自ら進んで手を出しませんでした。韓国のスンドゥブに入っているのも避けてしまったり、今思えばずいぶん失礼なことをしてしまいました。

何がきっかけかは忘れてしまいましたが、いつの頃からか大好物になってしまったのです。以前感じていた苦味は、鮮度の問題だったのかもしれません。それが今では大好物。火を入れるとジューシーでとろりとした食感がたまりません。味が淡泊なので、和洋中どんな料理にもすっと馴染みます。

和・洋・韓、ジャンルを選ばない頼もしさ

シンプルに輪切りにして塩胡椒を振ってフライパンで焼き付けるだけで十分おいしいし、ただ切るだけで下ごしらえ要らずなので、ハンバーグやムニエルのときの付け合わせにピッタリですし、お弁当の「あと一品」というときにも重宝します。

素揚げズッキーニの素揚げ にんにくおかかそぼろ
ズッキーニのグリルマリネ
ズッキーニは冷めてもおいしいのでお弁当にも向いている

肉巻きにするのもおすすめですし、...