薬膳スープ、豆花、朝の鹹豆漿。身体にやさしい台北4日間

先日台湾を旅してきました。前回から数えるとなんと8年ぶり、コロナ禍を挟んでしばらくぶりの台湾。

今回は薬膳を学んでいる食いしん坊仲間と一緒です。彼女が通う薬膳料理の教室で仲良くなったという台湾在住の友人がアテンドしてくれるというので、なんとも心強い旅になりました。

台湾は女子の好きなものが集まった街、グルメはもちろん、スイーツやお茶、今の季節ならマンゴーを始めとするフルーツの宝庫だし、キッチュで可愛い雑貨、お土産用の調味料や珍味、占い、マッサージや整体、観光にぴったりの派手な寺院や神社、美術館と見所もいろいろ。いくら時間があっても足りないくらいです。

そんな中、今回は三泊四日の行程。そして、ふたりで決めたテーマは「大人ののんびり台湾旅」。

前回までは楽しみ尽くしたいと初日から飛ばしまくり、あれもこれもと欲張って貪欲にいろいろなものを詰め込んでいました。それはそれで楽しいのですが、今回はなるべく厳選してゆったりのんびり、思い出に残るスペシャルな体験をしたいと意見が一致しました。

今回は食を中心にレポートさせていただきます。

旅のスタートは、本格薬膳スープから

チャイナエアラインの早朝便でお昼前には台北松山空港に到着、いよいよ台湾旅の始まりです。

記念すべき一食めは薬膳料理を学んでいる相棒の希望もあり、漢方薬店に併設されている薬膳料理のお店「正一堂」で薬膳スープの定食。ほんのり香る程度ではなく、ガチの薬膳スープです。

体調や自分に必要な要素に合わせて、四種類のスープから選びます。具材はきのこだけから、干貝柱やあわびに鶏もも肉や豚肉などのボリュームも満点な一品まで。それに細めの和え麺か五穀米と副菜の葉野菜の蒸し炒めが付きます。

ひと口ごとに身体に染み渡り、店内は冷房が効いているにも関わらず、食べたそばから汗が吹き出してくるのです。これから始まる食い倒れの旅に胃袋が整ういいスタートが切れました。

台湾はフルーツ天国!

占いや整体を間に挟みつつ、おやつはこの時期にやっぱり食べたいマンゴーです。ガイドブックに載っている行列店もありますが、今回はロコに愛されているお店に。

縁結びで知られる行天宮の近くにある「大豊冰品」は食べ頃のマンゴーがこれでもかとたっぷり。香り高い旬のマンゴーを満喫しました。

この時期にはライチも生のものが出回っているので柔らかく瑞々しい果肉を楽しめます。もちろんパイナップルも濃厚で甘い。フルーツ好きには堪えられません。

別腹で楽しみたい台湾の超定番スイーツ・豆花

台湾スイーツも楽しみにしていたもののひとつで、日本でも最近人気の豆花(トウファ)は豆乳を固めたつるんとした食感が魅力です。小豆やゆで落花生、麦、甘草ゼリーなどをトッピングして薄甘いシロップをたっぷり。蒸し暑い台湾ではこの瑞々しい甘みがピッタリなのです。

さまざまなお店がありますが、今回はおすすめに従い、塩豆花が人気のお店「雹仔豆花」と、飴がけしたピーナッツを砕いてトッピングした「白水豆花」が出色の美味しさでした。

「雹仔豆花」の塩豆花。豆花に甘草ゼリーと茹でピーナッツをトッピング
「白水豆花」の豆花。紅茶のゼリーとの相性が◎

おやつにももちろん美味しいのですが、晩ごはんの後にハシゴしてデザートにいただくのが楽しかったです。優しい味わいでお腹いっぱいでもスルッとお腹に収まってしまう、まさに別腹です。

本場はやっぱり違う! 毎朝食べたい鹹豆漿

豆乳といえば、台湾の朝に欠かせないのが鹹豆漿(シエンドウジャン)です。

こちらは干し海老や搾菜、薬味と一緒に酢を入れておいた丼に温めた豆乳を一気に流し入れた塩味のスープ。酢の効力でしばらくするとおぼろ豆腐のようなふわふわの食感に固まってきます。

これが大好きすぎて、自宅でもよく作るのですが、台湾の豆乳の違いなのか、ひと味もふた味も違うのです。

台湾の豆乳はしっかりと大豆の風味がするのにドロドロせず、さらりと滑らかでどこか香ばしさも感じます。しかも、お店ごとに特徴があり、毎朝違うお店で楽しむのも醍醐味のひとつ。

人気のお店は朝から大行列で待つのを覚悟しなければなりませんが、いろいろ試してお気に入りのお店を見つけるのも本場ならではの楽しみです。ちなみに私が好きなのは...