桜の花の見頃もそろそろ終わり、新緑が美しい季節がやってきます。

この時季に一度は食べたいのがたけのこご飯。水煮になったたけのこは一年中出回っているけれど、どうせならこの時季、スーパーや青果店の店頭に並ぶ掘り立ての生たけのこを使って季節の味わいを楽しみたいもの。

京都で出合った、朝掘りたけのこ

そういえば、朝堀りのたけのこといえば京都が知られていますが、ちょうど昨年、桜を見に京都を訪れた際、タイミングよく掘り立ての京たけのこに出会うことができました。

ここならあるかもと錦市場の青果店を覗いたら、結構な金額にびっくり。どうしようかなと烏丸の良品スーパー・八百一を回ればこちらにあるのは何と鹿児島産。そのままふらふらと歩いていると近くに昔ながらの八百屋さんを発見。

倉田青果店 京都府京都市中京区阪東屋町653

お店の方に朝堀りのたけのこを探していることをお話しすると、ちょうどこれから上質なたけのこの産地である洛南から朝堀りしたものを農家さんが届けにくるという。

「京たけのこ」と呼ばれる白いたけのこは洛西から洛南にかけての地域の粘土質の土壌の地域でできる白くて柔らかな名産品。それを早朝に掘って、その足で取り引きのある青果店に届けにくるのがこの時期の風物詩になっているそう。どの店も大体お昼前から午後いちばんが届く目安。

教えてもらった時間に戻ってみると大きなものから手のひらほどの小さなものまでさまざまなサイズのものが入荷していました。大きめサイズはやっぱりお高い。小さなものをいくつかまとめたお値打ち価格のものも。どんなサイズのものが入荷するのかはその時の運次第。予算内の程よいサイズのものを数本ゲットして大満足で帰路につきました。

切り口が白く、できるだけみずみずしいことはもちろん、皮にツヤがあるかや、手に持った時にずっしりと重たいか、先端が緑色になっていないかなどもチェックしたい。

掘りたてのたけのこはえぐみもなく、香ばしい甘さを楽しめるのが魅力。生から茹でたたけのこのサクサクとした食感とほんのり甘みのある味わいはまさにこの時季だけのお楽しみ。方法さえ覚えてしまえば簡単なのでぜひ未体験の方はぜひ。

初心者でも迷わない、ゆで時間のコツは「重さ÷10」

たけのこは鮮度が何より大切。時間が経つほどえぐみが出てしまうので、なるべく採れたて、掘りたてを選びたいもの。切り口が白くて水滴が滴っている状態のものなら最高です。

茹でるときはたけのこが浮かないように落し蓋をするか、ときどきたけのこの上下を返しながらゆでる

たけのこを手に入れたらまず用意するのはたけのこがすっぽり入るサイズの鍋とひとつかみの米糠。米糠はたけのこの近くに一緒にパック詰めされていることも多いのでそれを入手します。まずたけのこの柔らかな部分の周りに3〜4枚を残して外側の硬い皮をむいてしまいます。先端を斜めに切り落とし、火が通りやすいように10センチほど縦に切り込みを入れる。鍋に入れて水をいっぱいに注いだら、米糠とあれば赤唐辛子を1~2本放り込んで茹で始めます。

どれくらいゆでたらいいのかこれが初心者には難しいもの。新鮮なものはアクが少ないので長く茹でなくても大丈夫ですが、大きさによって違ってきます。...