新年を迎えております。
昨年始めたこの連載、食いしん坊の食記録に今年もどうぞお付き合いくださいますようお願いいたします。

身体をいたわる一杯で、暮らしのリズムを取り戻して

ご馳走続きのお正月明け、胃袋もお疲れ気味ではありませんか?

松の内の7日「人日の節句」で七草粥を食すことでリセットする習慣を昔の人はよく考えているなぁと改めて思います。

我が家では七草粥ならぬ、蕪の葉を刻んでひと塩したものを散らした一草粥に甘辛のべっこう餡をかけるのが毎年のこと。たった一草で無病息災を願うのは虫がいいかもしれませんが、土鍋でふっくらと炊いた白粥にとろりと馴染んだべっこう餡、そこに蕪の葉がシャキシャキとしてなんともおいしいのです。

芹と蕪の葉の二草からいつの間にか一草に。今年ももちろんいただきました。

風邪気味の時や身体が疲れた時にいただくイメージがあるお粥ですが、汁物が好きな私にとってはいつでも食べたいもののひとつ。旅先の宿の朝食ビュッフェなどで白米と一緒に白粥が並んでいたら、迷わずお粥を選択しますし、自宅でも白粥はもちろん、卵粥、小豆粥、茶粥、はては中華粥まで気が向くままに楽しんでいます。

旅先で出合った、忘れられない朝

茶粥のおいしさに目覚めたのは旅先でのこと。今から数年前に香川に旅した際に友人が予約してくれた...