2026年、よろしくお願いします。
2025年も日本プロ野球界はさまざまな出来事があり、記録が生まれました。そこで今年最初の「探球論」では、僕が独断と偏見で選ぶ「プロ野球10大ニュース」をお届けします。
ニュースレターですでに取り上げている、みなさんがご存じの「王道」から、ちょっと私的な話題まで。「そんなこともあったよね」と、昨年のプロ野球を振り返ってもらい、今年の楽しみにしてもらえればと思います。
・2025年のプロ野球界10大ニュース
1/10 ヤクルト「つば九郎」担当スタッフのご逝去
親しかった存在がいなくるというのは、辛く、悲しいものです。
2月19日、ヤクルトが球団マスコット「つば九郎」の担当スタッフの方が亡くなられたことを発表しました。
言葉を失いました。
つば九郎と仲良くなったのは、僕が現役を引退し、楽天で指導者となってからだったかと思います。当時、ヤクルトの選手だった宮本慎也さんから紹介されたことで距離が縮まり、球場へ行けば“ちょっかい”を出されることも少なくありませんでした。フリップにメッセージを書くつば九郎のお家芸、そのターゲットになり、試合前に神宮球場のスクリーンに映し出されたことも。彼との思い出は尽きません。
阪神のトラッキーや中日のドアラなど、球団マスコットはバック宙などアクロバティックなパフォーマンスをするイメージが強かった中で、つば九郎はユーモアのある言葉をフリップに書き、シーズンオフには選手と同じように契約交渉に臨む姿も話題となりました。つば九郎目当てに球場へ足を運ぶファンだっていたことでしょう。マスコットのゆるキャラ路線を確立した貢献度は計り知れません。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。
2/10 ヤクルト・石川雅規が24年連続勝利のプロ野球記録
「24年連続で勝利」のプロ野球記録は、4月9日の阪神戦のことです。
プロ1年目の2002年から、現役最長の45歳となった今でも先発マウンドに立ち続ける。最盛期のようなパフォーマンスではないかもしれませんが、それでもスライダー、カットボール、シュートと異なる変化球を同じ球速帯で操れる老獪なピッチングは、まさに大ベテランの妙技と言えるでしょう。
身長167センチと、ピッチャーとして決して恵まれた体躯とは言えない石川雅規選手のマウンド捌きを見ていると、「スピードが全てじゃないんだ」と思い知られます。
1学年上の石川さんとは、現役時代から懇意...
