いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。シンクロ通信日曜日担当の望月です。

 ちょうど1年前に、この通信で紹介した小説『死んだ山田と教室』が舞台化するということで、「これはいくしかない」と勢いでチケットを購入し、下北沢駅を降りてすぐの場所にある駅前劇場に行ってきました。舞台を観に行くのは今回が初めてです。

いつもシンクロナスをご覧いただきありがとうございます。シンクロ通信日曜日担当の望月です。 ようやく涼しい日も増えてきました。最近は12か月...続きを読む

 改めて『死んだ山田と教室』は、教室のスピーカーから聞こえる、交通事故で亡くなったクラスの人気者・山田の声と、クラスメイトの交流を描いた作品で、個人的には、男子高校生のくだらなくも愉快なやりとりや、青春の面白さと残酷さに魅力を感じた小説です。

 そんな好きな作品の舞台化、本当に行ってよかったです。

 小説で描かれていた登場人物の個性に、話し方の特徴、人の細かい動きや感情を俳優さんの表現が加わったことで、自分が『死んだ山田と教室』で好きな部分を小説とは違った形で味わうことが出来ました。

 自分とは違う人物の感情を伝え続ける俳優さんの演技力、舞台だからこそ生み出せる臨場感。凄かったです。

 本、アニメ、映画などが自分にとっての主な物語の楽しみ方だったのですが、これを機会に舞台にも足を運び続けたいと思いました。