読者を物語に引き込むために必要な「実感」

 小説家・額賀澪が教える、「書き上げる力」が身につく小説の書き方。第5回のテーマは「物語を実感させるには」。文章が説明的になってしまうことを避け、読者に物語を実感させられる小説を書く方法を学びます。

 世界観や主人公の背景がダラダラと説明されている小説は、なかなか続きを読みたいとは思ってもらえません。それはわかっていても、伝えたいことがあるからこそつい説明に逃げてしまいがち。そうならないように必要なのが、読者に物語を実感させることです。

 説明的な文章を、物語が実感として伝わる形にするにはどうしたらいいのでしょうか? エピソード、描写、主人公の役割等を理解して、物語の世界へ読者を引き込む小説を書く力をつけましょう

動画内容(再生時間:39分06秒)
〈物語は説明するのではなく実感させる〉
・ダラダラ説明せずにエピソードで実感させる
・ファンタジーの世界観をエピソードで伝えるには
・やってしまいがちな「説明セリフ」を避けるには
〈描写は読者に実感を届ける役割〉
・上手な描写のためには読者に実感させたいことが何か考える
・小説家は描写から逃げられない
〈主人公は物語のナビゲーター〉
・主人公はただ中心にいるだけの人ではない
・物語のナビゲーターとして優れた主人公の例
〈メディアとしての視点の違い〉
・小説と漫画の主人公の違い
・小説の主人公だからこそ注力するすべきこととは
・その物語にとって最適な長さを作者が把握する

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