いよいよ本格始動したおうち実験室「ノーアンサー」。今回はノーアンサーで実験を行うマッチー先生とリッキー先生のお二人に、「ノーアンサー」への意気込み、そして前回の実験「牛乳に何を入れるとおいしいものできる?」について、もっと実験が楽しくなるポイントを伺いました!

おうち実験室「ノーアンサー」のマッチー先生こと町田大地さん(右)とリッキー先生こと田中利空さん(左)。お二人は東大卒の幼なじみで、子どもの頃から実験が大好きだったそう。

ーーおうち実験室「ノーアンサー」を始めるにあたって、子どもたちにどんなことを伝えていきたいですか?

 私たちは実験教室の名前である「ノーアンサー」に2つの意味を込めています。

1つめは、正解を教える場にはしない、ということ。

2つめは、正解のない実験に挑んでほしい、ということ。

 学校や問題では「正解」があります。しかし、すべてのことに正解があるわけではない。むしろ急激に変わりゆく現代においては、正解がないことの方が多いです。

 だから私たちの実験教室では「正解」を見つけるような内容ではなく、正解のないものに挑む、そのプロセスにフォーカスをしていきたいと考えています。

 ぜひ一緒に「どうなるか予想がつかない、ノーアンサーな出来事」に、楽しんで挑戦していきましょう!

Zeljkosantrac /E+/Getty Images

 

――初回の実験「牛乳に何を入れるとおいしいものできる?」について伺います! この実験で、他にこんなことを考えながらやるともっと楽しくなる!ポイントを教えてください。

①混ぜるもの

今回は牛乳にレモンを混ぜるとリコッタチーズができましたが、
・今回入れたもの以外に何を混ぜたら固まりそうかな?
・もし固まるものが見つかったらレモンとの共通点は何かな?

という点を考えられると、より実験が面白くなると思います!

今回は重曹、お茶、砂糖、酢、レモン汁で実験しました。他に何を入れたら固まりそうかな?

※画像をクリックすると、動画がご覧いただけます

 ②混ぜ方

今回は暖かい牛乳に混ぜましたが、逆に
・注ぐものを温めても同じ結果になるのかな?
・かき混ぜないで放置しても同じ結果になるのかな?
・早くorゆっくり混ぜるのではどちらがより固まりやすいかな?

など、混ぜ方ひとつとっても様ざまな種類があります。混ぜ方を変えると結果が変わるのか、ぜひ調べてみてください!

牛乳は事前にレンジでチンしてもらったけど、かき混ぜ方を変えたらどうなるだろう?

 

 ③牛乳以外に混ぜてみたら……

今回は入れるものの種類を変えましたが、逆に牛乳を別のものに変えるとどうなるか調べてみると面白いかもしれません!
例えば、牛乳を原料にしているヨーグルトや飲むヨーグルトに混ぜたらどうなるのかな?

 ④固まったものの共通点はなんだろう?

今回、固まったお酢やレモンと共通点は何かを考えた上で、混ぜるものを探してみるのも面白いと思います! みなさんはお酢とレモンの共通点がわかりますか?

ぜひこの4点を考えながら、もう一度挑戦してみてね!

 次回の実験は「色が変わる食べものを作ってみよう!」です。ぜひお楽しみに!!