10年間、泥臭く舞台に立ち続けてきた2人が、ついにM-1グランプリ決勝という頂へと手を届かせた。しかしその軌跡は、輝かしいものとはほど遠い。

目に見える結果がまったく出なかった最初の4、5年間をどう乗り越えたのか、相方へのリスペクト、そして先輩からかけてもらった言葉の重みまで、赤裸々に語ってもらった。

くじけそうになったとき、彼らを前に進ませたものとは何だったのか。

※本記事は2025年1月の取材内容をもとに再構成したものです。

成功者に共通して求められる資質〈GRIT=やり抜く力〉。
業界を超えて活躍するトップランナーたちにインタビュー。
第一線で活躍する人の共通点は何か、実力をつけるまでに何を行い、どう自分を立て直してきたのかをインタビューを通して解き明かしていく特集企画。

 

「逃げ道がなかったから、やっていた」
結果が出なかった4年間の重さ

 

――辞めたくなった時や、限界だと思った時はありましたか?

佐々木 限界というより、最初の4、5年ぐらいは目に見える結果がまったくなかったんで、「このままだったら無理だな」という感覚はありましたね。

「今年、M-1で最低でも3回戦に行かなかったら普通に辞めて就職したほうがいい」と思っていた時期がありました。そしたらその年、たまたま3回戦に行けたんで、それでなんとか辞めずに続けられたというのはあります。

町田 「限界」とか「辞めたい」というより、逃げたところで他に逃げ道もなかったからやってたという期間もあったかもしれないです。...