木曜日担当の編集です。

  熱戦が繰り広げられたミラノ・コルティナ五輪、日本人選手も過去最大の24つのメダルを獲得するという活躍で幕を閉じました。

 応援している選手、または初めて見る競技などに感動した方もおられると思います。

 これを機にフィギュアスケートの種目の一つ、アイスダンスのつたない感想を残したいと思います。

 

 日本人が得意な競技のひとつ、フィギュアスケートの個人種目で唯一代表のいないのがアイスダンスです。(団体戦では「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組が出場、素敵な演技を見せてくれました)

 同じく男女1組で滑るペアとの違いは、シングルと技の近いペアと比べ、アイスダンスにはジャンプがなく、複雑なステップや高度なスケーティングスキルが求められます。

 技の基礎点に差があまりないため、いい演技を続け、評価を積み重ねていく地道な努力とそれを継続できる才能が求められます。

 そのため、トップクラスのカップルは長年組んでいる組が多いのですが、毎年どんな演目が見られるのか、スケートファンの楽しみでもあります。

 

 シングルとペアがショートプログラムとフリーがあるのに対し、アイスダンスは毎年変わる規定のテーマの「リズムダンス」と、文字通りの「フリーダンス」があります。

 今年の「リズムダンス」のテーマは「1990年代の音楽、ダンス・スタイル、フィーリング」で比較的ノリのいいものが選ばれていました(ちなみに日本人のカップルはモーニング娘。やZOO(!)の「Choo Choo TRAIN」などでした)

 

 もちろんレベルの違いはあるものの、どのカップルも素晴らしく、見ているだけで楽しくなります。

 最終グループの5組はまさに世界のベスト5、5分間練習からスピードが違います(ちなみにアイスダンスの直前練習は他の種目以上にスリリングです)。

 

 自国の期待を受けたイタリアのシャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(ギニャファブ)、昨年のNHK杯でも沸かせたイギリスのライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(フィアギブ)、五輪は特別なのか、特にフィアギブはミスが出ます。

 緊張したムードの中、カナダのパイパー・ギレス/ポール・ポワリエ(パイポー)は素晴らしい演技を見せます。パイパーさんは2023年に卵巣がんの手術をされて(ステージ1だったそうですが)、自身も乳がんを経験した身の上、個人的に応援してしまいます。

 次にアメリカのマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(チョクベイ) 。

 世界選手権は3連覇中、日本のアイスショーに何度も出演しており、人気の高いカップルです。特にマディソンさんが女性から見ても本当にかっこよく、夫であるエヴァンさんとのカップルぶりも素敵です。闘牛がテーマ、マタドールと牛、完璧な演技でした(ちょっと「滅」がよぎったのは本当にごめんなさい)。

 そしていよいよリズムダンス1位のフランス、ロランス・フルニエボードリ/ギヨーム・シゼロン(フルシゼ)の登場です。

 ギヨームさんは前回の北京大会でガブリエラ・パパダキスさんと組んで金メダルを獲得しました。組んで1年足らずも二人ともベテラン、昨年観戦した名古屋開催のグランプルファイナルでは、ミスがあり、2位でした。

 ただそれがなければ…という、たらればがよぎってしまったんですが、今回はそれが現実のものとなりました。

 チョクベイが闘牛という目に見えるもの、フルシゼは「THE The Whale」という映画のサントラを使用したものですが、目には見えない音楽そのものを体現したかのような、抽象的な表現が美しく、素晴らしいものでした。

 チョクベイが団体戦でリズムダンスとフリーダンス両方滑った上、表彰台でエッジが傷ついてしまったこと、採点について色々言われていますが、素人である私はただただ「皆さん、お疲れさま」「素晴らしいものを見せてくださってありがとう」と言いたいです!

 

 長々とすみません。

 繰り返しになりますが、また日本の代表選手がオリンピックの個人戦に出られることを心から願っております。