1月19日に沖縄での自主トレを打ち上げた鈴木誠也。
新しいシーズンへの強い思いを体現するような「こだわり」が随所に見られた。その内容を語り尽くします。
現状維持は面白くない
19日に沖縄県での自主トレを打ち上げました。
今年も去年と同様、堂林さん、末包、内田、高木といったカープのメンバーが一緒でした。ちょっと違ったのは、例年よりみんなに何かを伝えることより、自分によりフォーカスした自主トレだった、ということでしょうか。
鬼トレーナーの中田さんと一緒だったので(笑)、きつかったですがしっかりと準備ができたと思っています。
自分のことにフォーカスした理由、そのひとつがバッティングです。
バッティングについては、昨年のシーズンが終わって時点で大きく変えなければいけないという思いがありました。
ここでも何回かお話ししたり、書いてきましたが、昨年のパフォーマンスは〝かろうじて生き残れたかな〟という感覚で、何も納得していません。
「残した成績は立派だよ」と言われることもありますが、そういうことじゃない。飛び抜けたものもなく、ぜんぜん満足できませんでした。
だからこそ、変える。
もちろん、昨年のバッティングスタイルのままでいけば、同じくらいの成績は打てるかもしれません。その手ごたえは、多少ですが生まれています。
でも、それじゃ面白くない。
もっとはっきりとした手応えを求めたい。
だから、変えようとオフの間もいろいろなバッターの動画を見たり、考えを聞いたりして、この自主トレに向かいました。...