復帰後「ヒットは出るけど長打が出ない」のなぜ?

——4月中旬から5月初旬までの離脱がありました。復帰したタイミングの感触はどうでしたか。

 復帰してすぐは多少の違和感があったんで、試合に出ながらそれを消していくイメージでした。

——違和感とはどんな?

 試合への感覚ですね。ケガをすると当然、体の状態は変わっていきますし、技術的にもそれまで取り組んできていた感触がなくなってしまうこともある。

 なんか、わかんなくなる、みたいな感じです。

——復帰後の5月は1試合に1本はヒットが出ている、だけど本調子じゃないというように見えました。鈴木選手の感覚はどうでしたか?

(※5月成績:73打数16安打2本塁打、打率.219)

 そうですね。ヒットは1本出ていて、どうにもならないわけじゃないけど長打が出ない…それが続いている、という感じですかね。

 だから状態が上がってこないなかで、なんとか模索をしながらやっています。

——シーズン中に実践を離れる難しさはどんなものなのですか。

 やっぱり難しいですよ。今回は特に、昇格するまでに2試合しか実践をしていなかったので、よけいに体が慣れるまでに時間がかかりました。

——「liveBP」(シート打撃に似た実践形式の練習)などで調整をしていたとしても難しいものですか。

 はい。4打席は立ったんですけどliveBPって打つだけで走ったり、守ったりはしない。そこから2試合、マイナーで出させてもらってすぐに帰って(昇格して)、いきなりフル出場でした。

 もちろん、信頼してもらってるのはうれしいので嫌とかはまったくないですけど、ただ体についてはしんどい部分はありました。

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